コロンとした見た目が可愛いキノコこそマッシュルーム!
マッシュルームは世界で一番愛されているキノコなんじゃ!
デリケートなマッシュルームは、冷蔵ではすぐに傷んでしまうのが残念ですが、冷凍なら長持ちします。マッシュルームなどのキノコ類は、冷凍させることで旨味がアップする嬉しいメリットも!この記事ではマッシュルームの冷凍保存テクニックを解説します。
マッシュルームを冷凍保存するメリット
- 劣化を遅らせながら長期保存できる!
- 冷凍した方が美味しくなる!
- 解凍後の調理時間が短くなる!
マッシュルームを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
時間が経ったマッシュルームって表面がぬるぬるするよね…
それはマッシュルームが成熟しすぎた状態。つまり腐敗の一歩手前なんじゃ。
マッシュルームはとってもデリケート。パックに入った状態でも、キノコ同士でぶつかったり、衝撃があると黒っぽく変色する原因になります。また、収穫後も成長(成熟)していくのが特徴です。冷蔵保存が長くなればなるほど熟しすぎて腐りやすくなるので注意しましょう。
異臭やヌメリが無いマッシュルームであれば、変色部分を取り除けばまだ食べられます。しかし、もともと美味しくいただける賞味期限は3日程なので早めに食べきりましょう。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 向かない |
冷蔵保存 | 3日~5日程 |
冷凍保存 | 1ヵ月程 保存方法により異なる |
冷蔵する場合、パックから取り出しラップで包んでから保存袋にいれるのが正しい保存方法。これで約5日程持ちますが、それでも毎日鮮度は落ちるのは避けられません。冷凍なら、同じマッシュルームでも1ヵ月も保存できますよ。
マッシュルームの冷凍保存の手順と解凍方法
マッシュルームは軸を取った方がいいのかな?
軸を残して冷凍させるのがポイントじゃ!
冷凍保存法 | 特徴 |
---|---|
生のまま冷凍 | 保存ステップがシンプルで簡単 |
加熱調理して冷凍 | よりマッシュルームの風味をキープできる |
マッシュルームは特に切り口から変色を起こしやすいキノコ。冷凍保存する際には、酸化を防ぎつつスピーディーに作業することがポイントになります。また、マッシュルームを含めたキノコ類は、水に触れると食感や旨味が低下するので、水洗いは基本不要だと覚えておきましょう。
- マッシュルームは水で洗わない!
- 生のまま冷凍保存する場合はレモン汁を活用する!
- 空気に触れないように冷凍する!
マッシュルームを「冷凍保存」する手順
マッシュルームを冷凍すると、キノコの細胞膜が破壊され解凍後に栄養価や旨味がアップします。鮮度の高いマッシュルームは生のままでも食べられますが、冷凍マッシュルームは基本的に加熱調理をしていただきましょう。
マッシュルームの根元(石突)を包丁でカットします。
マッシュルームの汚れが気になる場合は、キッチンペーパーでふき取っておきましょう。
軸ごとマッシュルームを切りましょう。カット方法はお好みで。薄めのスライスなら冷凍させやすく解凍しやすいのでおすすめです。
マッシュルームは切り口から変色を起こしやすいので、対策としてレモン汁をかけておきましょう。
ボウルにマッシュルームとレモン汁をいれてよく混ぜ合わせます。
※マッシュルームを炒める際はスキップ
フライパンに油を注ぎ、マッシュルームがきつね色になるまで炒めましょう。塩コショウなどお好みで味付けしておくと解凍後に使い勝手が良くなります。
調理が終わったら粗熱を冷ましましょう。
※生のまま冷凍する場合はスキップ
マッシュルームはなるべく空気に触れさせない状態で保存させるのがポイントです。ストローなどを使い、保存袋の空気をしっかり抜き密封させましょう。
生のまま冷凍する場合
マッシュルームを平らにならして保存するのがポイント。凍ったままでも必要な分量だけ取り出せるので便利ですよ。
炒めてから冷凍する場合
炒めて加熱調理した場合は、カサが減りコンパクトになる分、マッシュルーム同士がくっつきやすいので要注意。使いやすい分量ごとにラップで小分けしてから保存袋へ。
「冷凍保存」したマッシュルームの解凍方法
冷凍マッシュルームは、凍ったまま加熱調理しましょう。加熱調理することでゆっくり解凍され旨味が凝縮されたマッシュルームになりますよ。包丁いらずで調理に使用できるようになるので便利です。
【豆知識】美味しいマッシュルームの見分け方や栄養素
マッシュルームは白色や茶色のものがあるね。見分け方はどっちも同じなのかな?
その通り!チェックポイントは同じだから簡単じゃ!
- カサが丸みを帯びている
- カサが閉じている
- 水分を保ち固く弾力がある
- 色味がキレイで変色が無い
マッシュルームは梱包されて時間が経つと、水分が抜けパックに水滴が付きます。この状態は出荷されて時間が経っていると言えるので避けた方が良いでしょう。その他、マッシュルームのカサが開いていたり、表面が湿っぽくヌメっているのは腐る直前の状態なので要注意です。
マッシュルームの栄養素と基礎情報
注目される栄養素 | グアニル酸:キノコのうまみ成分。しいたけの約3倍も含まれている。 |
旬の時期 | 10月~12月 基本的には一年中手に入る |
代表的な栄養素 | ・食物繊維 ・ナイアシン ・カリウム…など |
おすすめの調理法 | 煮出す:冷凍させたマッシュルームをじっくり煮出すと旨味成分が更にアップする。 |
白色や茶色のマッシュルームの違いをご存知ですか?白色のマッシュルームは癖のない味が特徴で生食やサラダ、ソースとしていただくのがピッタリ。茶色のマッシュルームは味や香りが強いので、旨味が凝縮された出汁まで楽しめるレシピがおすすめです。
この記事でもお伝えしましたが、マッシュルームの断面にレモン汁をかけることで変色が防げます。これは、レモン汁に含まれるビタミンCの働きで酸化防止をサポートするもの。長期間保存してもマッシュルームを綺麗なまま楽しめるテクニックです。
マッシュルームを使ったレシピ
旨味がアップするなら、これからマッシュルームは冷凍させるようにするよ!
冷凍マッシュルームは、だし汁までいただけるレシピで活用するとさらに美味しくなるぞ!