ささみの下味冷凍レシピ5選|パサつき厳禁!しっとり仕上げるポイントも【管理栄養士執筆】

ささみは低カロリー・低脂質な食材で、ダイエットや筋トレ時によく活用されます。ヘルシーな食材なので、日々の生活で活用したいと思ってはいるものの、毎回同じ味になって飽きてしまったり食感のパサつきが気になり食べ続けることに悩む方も多いのではないでしょうか?今回はそんなときにオススメな下味冷凍をご紹介します。

この記事を書いた人
合同会社HITOOMOI

2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」

もくじ

ささみを下味冷凍するメリットは?

ささみを下味冷凍するメリットは4つ。

  • 食材の保存性アップ
    下味をしてささみにコーティングをすることで、そのまま冷蔵、または冷凍するよりも長期保存が可能となります。
  • 調理の簡便性アップ
    ささみに味がついているので、解凍後の調理が簡単になります。
  • 具材の汎用性アップ
    ささみと一緒に様々な具材と合わせて保存することができるので、アレンジの幅が広がります。
  • ささみの食感の良さアップ
    ささみの表面に下味でコーティングをしてから冷凍保存をすることで、ささみのパサつきを軽減し、食感をしっとりと仕上げることができます。

このように、ささみの下味冷凍にはたくさんのメリットがあります!

ささみを下味冷凍すると賞味期限はどのくらい?

保存方法賞味期限
冷蔵保存(下味なし)2~3日
冷凍保存(下味なし)1~2週間
下味冷凍2~3週間

ささみが食べられるかどうか不安がある場合は、これら3つのポイントを意識してチェックしてみましょう。

  • 色味:白く変色している
    身の表面が、本来のピンク(赤)から白に変化しているかどうかです。もし白く濁ったような状態に変色している場合は、食材が腐っている可能性が高いです。調理をする前に身の色の変化に注目してみましょう。
  • ぬめり:白い膜ができている
    ささみの表面に白い膜ができていて、触ったらヌメヌメしていたり、糸を引いている状態である場合、食材が腐っている可能性が高いです。まずささみの表面を観察し、白い膜が出ているようであれば、手で触ってヌメリがあるか確かめましょう。
  • 臭 :腐敗臭(酸っぱい匂い)がする
    ささみを保存している袋を開けたときや、調理の最中に腐敗臭がする場合、食材が腐っている可能性が高いです。酸味のある匂いを感じたら、食べるのをやめたほうが良いでしょう。

ささみの下味冷凍を成功させるポイント・注意点は?

筋を取り除く

ささみは筋を取ることで、食べたときの食感が良くなります。調理前に取り除いておきましょう。

筋を取り除く方法

  1. ささみの筋の両側に、白い筋に沿わせて包丁の刃を入れ、ささみの厚さの半分程度の部分まで切り込みを入れる。
  2. ささみを裏返し、筋の部分が下になるように置き、左手で筋を持つ。包丁の先を筋のすぐ上に入れ、1㎝ほどの切り込みを入れ、筋と身を切り離す。
  3. 左手で筋を持ち包丁の背を筋の上に置いて反対側へしごき、筋と身をはがす。

水気を切る

食材の水気はしっかりとふき取ることを意識しましょう。食材を保存するときに水分が多いと腐敗が進む可能性が高くなります。

また、せっかくつける下味(味付け)がぼんやりとしてしまう原因にも。ささみや野菜を保存するときに水気をふき取ることで、食材を長持ちさせたり、しっかりと味付けを染み込ませることができます。

水気を切る方法

  • ささみ :キッチンペーパーの上にブリをのせ、両面の水分をふき取る。
  • 野菜  :ザルにあけて水気を切り、キッチンペーパーの上に野菜をのせる。

空気を抜く

保存するときに空気が入っていると、食材の酸化が進む原因となります。保存をするときに空気を抜き、食材を良い状態でキープしましょう。

保存袋を「水圧」で真空にする方法

  1. 材料を保存袋に入れ半分封を閉じる。
  2. 大きめのボウルに水を張り①を入れて水圧をかけ、空気を抜く。
  3. 空気が抜かれた状態になったことを確認し、封を閉じる。

ささみの筋を取り除き、食材の水気を切り、空気を抜いて保存することで、下味冷凍をより美味しい状態で保存できます。ぜひお試しください。

管理栄養士がオススメ!ささみの下味冷凍レシピ5選

ささみを下味冷凍する際におすすめの切り方は、そぎ切りです。

肉をそぐように切ることで、通常の切り方よりもカット断面が大きくなり、味が染み込みやすくなります。また、断面が大きくなることで鶏肉の繊維が断ち切られ、柔らかくなるというメリットも。

そぎ切りをするときのポイントは、包丁の角度。包丁の刃を寝かせて、お肉に沿わせて切ります。この切り方は、ささみに関わらず、同じく食感のパサつきが気になる鶏の胸肉を切るときにもオススメの切り方です。

お弁当のおかずにぴったり!
「ささみの磯部焼き」の下味冷凍

材料:4人分

食材ささみ(筋なし):8本(400g)
青のり     :1g
調味料塩麹      :大さじ2
薄力粉     :小さじ1

あおさの風味が効いた1品です。解凍したものを揚げ焼きにすると、より食べ応えがアップします。お弁当のおかずにもぴったりですよ。

高菜の塩味でごはんがすすむ!
「ささみの白ごま高菜」の下味冷凍

材料:4人分

食材ささみ(筋なし)   :8本(400g)
きざみ高菜(漬物):50g
調味料塩        :小さじ1/2
ごま油      :小さじ2

刻み高菜の塩味が染み込んだ味付けで、白いご飯によく合います。ささみをほぐしてご飯に混ぜこんでも良いですね。

暑い日にオススメのさっぱり味!
「ささみのゆず塩」の下味冷凍

材料:4人分

食材ささみ(筋なし):8本(400g)
白菜      :2枚
調味料塩       :小さじ1
柚子胡椒    :小さじ2
サラダ油    :小さじ2

ゆずの風味が爽やかな1品。解凍したものをレンジで加熱し、冷やして食べるのもオススメです。

辛味が食欲をそそる!
「ささみのピリ辛ラー油」の下味冷凍

材料:4人分

食材ささみ(筋なし):8本(400g)
長ねぎ     :1本
調味料塩       :小さじ1
おろしにんにく :小さじ1
ごま油     :小さじ2
ラー油     :小さじ1

ラー油の辛さが食欲を刺激!使用するラー油は、辛味の強いものや具材感の強いものなど、お好みに合わせてご使用ください。

うまみがぎゅっと染み込む!
「ささみの白だし」の下味冷凍

材料:4人分

食材ささみ(筋なし):8本(400g)
しめじ     :1パック
調味料酒       :大さじ1
白だし     :大さじ2

白だしの味付けがしっかりと染み込んだ1品。炊き込みご飯の具などにも活用できます。

下味冷凍でささみを美味しく長持ち!

ささみを下味冷凍することで、簡単に保存・調理ができます。また、気になる食感のパサつき防止にもつながるんです。

今回ご紹介したポイントを押さえた保存方法で、ぜひ様々な味付けの下味冷凍を試してみてください!

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