かぶの漬物やお味噌汁って、まさしく日本の味だよね!
アクも少なくてほんのり甘いかぶは、栄養も満点じゃ!
栄養価も高く、生ならシャキシャキ、調理すればホッコリした食感が魅力のかぶ。美味しくかぶをいただくためには、正しい保存方法で鮮度の劣化を遅らせるのがポイントです。この記事では知っているようで知らないかぶの保存方法を解説します。
かぶを正しく保存するメリット
- 賞味期限が伸びる
- 冷蔵すれば生の食感をキープできる
- 冷凍すれば柔らかく仕上がる
かぶを保存すると賞味期限はどのくらい?
かぶはすぐに葉っぱが萎れちゃうけど、根の部分はまだ美味しく食べられるのかな?
残念ながらそうなったら根の部分も劣化しているんじゃ
かぶの劣化は、葉の乾燥から始まります。葉さえ切り落とせば根は食べれるのですが…根もスカスカで栄養素が抜けている状態です。新鮮でシャキッとした歯ごたえが魅力のかぶは、早く使い切るに越したことはありません。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 向かない |
冷蔵保存 | 3日程(葉の部分) 1週間ほど(根の部分) |
冷凍保存 | 1か月程 |
葉付きのかぶは特に鮮度の落ちが早く、たった1日で葉が萎れたり根の食感が低下してしまうほど繊細です。だけど、大丈夫。ちょっとしたポイントを押さえれば、デリケートなかぶを冷蔵でも冷凍でも長持ちさせられます。
かぶの冷蔵・冷凍保存の手順
シャキシャキした生のかぶを食べるのが好きなんだ!
そんな羊ちゃんは、かぶの冷蔵保存がおすすめじゃ
保存法 | 特徴 |
---|---|
冷蔵保存 | ・生でもかぶを食べられる状態で保存できる |
冷凍保存 | ・解凍後は加熱料理が必須になる ・解凍後は柔らかく仕上がる |
冷蔵・冷凍の大きな違いはどのような状態でかぶを食べるかにあります。どちらにしても、かぶを保存する時には水分や栄養が抜ける原因となる葉を切り落としておくことが大切です。
- 根と葉は切り分けて保存する
かぶを「冷蔵保存」する方法
シャキッとしたかぶの食感を楽しみたい人や、かぶを生で食べたい人、すぐに使う予定がある人におすすめの方法です。ちょっと手を加えて冷蔵庫に入れるだけの簡単ステップも魅力。
根はキッチンペーパーで包みポリ袋に入れましょう。
葉は湿らせたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、茎を下に向けて入れ立てた状態で保存させるのがポイントです。
どちらも冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存期間:根は最大1週間、葉は最大3日程
かぶを「冷凍保存」する手順と解凍方法
かぶを冷凍させると、生の時の様なシャキシャキとした食感は失われます。しかし、繊維が壊れるため解凍後は味が染み込みやすくなるメリットも。冷凍かぶは、凍ったまま煮物や汁物などの調理に使うのがおすすめです。
葉の部分と、かぶのひげ根を切り落としておきましょう。
根から葉が生えている場所は汚れが溜まりやすく洗いにくいので、葉だけでなく根の一部も一緒に包丁で切り取るのがポイントです。
りんごを剥く要領でかぶの皮を剥いていきます。かぶが大きい場合は筋っぽい食感が残りやすいので、皮を厚めに剥くのがコツです。
使いやすいサイズに葉と根をカットし、キッチンペーパーでしっかりと水分をふき取ってから、それぞれを保存袋に入れ冷凍します。
葉や根を重ならないように広げて冷凍すれば、調理時に必要な分量だけ取り出せるので便利です。
保存期間:最大1ヵ月
「冷凍保存」したかぶの解凍方法
冷凍かぶは、根・葉ともに凍ったまま調理に使用しましょう。冷凍させたかぶは火の通りの早くなるので、長時間の時短にもなりますよ!また、柔らかく仕上がるので離乳食としてもピッタリです。
【豆知識】美味しいかぶの見分け方や栄養素
かぶの大きさは美味しさに関係あるのかな?
大きさは関係ないぞ!かぶの状態をチェックするのが大切じゃ
- 葉に水分がいきわたりハリがある
- 根の表面は傷やヒビが無い
- 茎の付け根が淡い緑色
かぶの根は、ツルンと滑らかできれいな丸みがあるものが美味しいと言えます。かぶの表面に変色やシミがある場合は栄養価が低下し劣化している証拠なので避けましょう。
かぶの栄養素と基礎情報
注目される栄養素 | ジアスターゼ:消化促進作用がある |
旬の時期 | 3月~5月 10月~12月 |
代表的な栄養素 | ・根の部分(淡色野菜) ビタミンC・B1・B2・K、マグネシウム、カリウム、鉄、葉酸…など ・葉の部分(緑黄色野菜) β-カロテン・ビタミンC・E・B1・B2・K、マグネシウム、カリウム、鉄、葉酸…など |
おすすめの調理法 | ・根の部分 漬物・サラダとして:熱に弱い消化酵素をキープしやすい ・葉の部分 油で調理:葉に含まれるβ-カロテンの吸収率が上がる |
かぶはサイズによって呼び方や適したレシピが変わる面白い野菜です。繊維質の多い大きいかぶは「かぶら」や「大かぶ」と呼ばれ煮物や煮炊きに向いています。小さいかぶは「小かぶ」と呼ばれ生でも食べれる柔らかさが魅力。ちなみに、良く出回っているのは「小かぶ」の方です。
栄養満点のかぶですが、葉の方が若干栄養素が多く含まれるのがポイントです。葉まで美味しくいただくためにも、鮮度の高いうちに調理するか、保存することが大切です。
かぶを使ったレシピ
かぶは根と葉をすぐに切り分けることが長持ちのコツだったんだね!
かぶをダメにしてしまった経験がある人こそ、正しい保存法にトライしてみるとよいぞ