メロンが完熟した時のまろやかな舌触りと甘さは格別だよね!
メロンは高級果物としても有名で、「果物の王様」とも呼ばれているぞ!
繊細で上品な味わいを感じるメロン。贈り物としても自宅用としても大活躍ですね。しかし、1玉となると保存場所に困ったり、量が多く食べきれないことも。一度食べごろを迎えたメロンは、劣化スピードが速いのが弱点。そんな方のために、メロンを最後まで無駄にしない冷凍保存テクニックを解説します。
メロンを冷凍保存するメリット
- コンパクトに保存できるようになる!
- 熟してからも賞味期限を引き延ばせる!
メロンの性質と賞味期限を理解しよう!
メロンの賞味期限って、あんまり考えたことが無かったな
賞味期限よりもメロンの状態を確認するのが大切じゃ!
購入したばかりのメロンは、食べごろであるとは限りません。実は、店頭に並ぶメロンは基本的に若い状態であることがほとんどです。メロンは追熟する果物なので、常温環境に置いて食べごろを見計らうのが正解!
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | メロンが熟すまで |
冷蔵保存 | 2~3日程(熟したもの) |
冷凍保存 | 3週間程(熟したもの) |
メロンが未熟なうちに冷蔵庫に入れてしまうのはNGアクション。メロンは20℃~25℃で追熟しやすくなり、それより気温が下がると追熟がストップするだけでなく傷みの進行が早くなります。メロンの性質を理解して、正しい保存場所を使い分けましょう。
- 未熟なメロン…風通しの良い常温の冷暗所に置き食べごろを待つ。
- 熟したメロン…食べる1~2時間前に冷蔵庫で冷やす。しばらく食べない場合は冷凍保存がおすすめ。
- メロンのお尻部分を指で押すと柔らかさと弾力を感じる
- メロンのツルが枯れている(ツル付きの場合)
- 甘い香りが漂ってくる
- 爪で表面をはじいた時に、濁った低音がする
劣化したメロンの特徴
メロンは収穫後に追熟しますが、完熟した後はどんどん傷んでいくので要注意。メロンは見た目に変化が表れにくいので、カットして中身の様子を確認するのが大切です。
時間が経ちすぎたメロンは、下記の特徴が現れます。この場合は残念ですが、廃棄した方が良いでしょう。
- 腐敗臭がする
- 種とワタが黒っぽく変色している
- 果肉がドロドロに崩れしている
- 食べた時に舌にピリピリとした感覚がある
メロンを冷凍保存する手順と解凍方法
低い温度だとメロンは追熟が止まる…つまり、若いうちに冷凍すると甘さも半減ってこと?
その通り!メロンを冷凍する時には、追熟して甘くなったタイミングで行うのが大切じゃ!
- 追熟して甘みが増したメロンを使う!
- メロンは切り分けてから冷凍する!
メロンの劣化を進める原因の一つが、実の中にあるワタと種にあるため、メロンを丸ごと一個冷凍させるのは質が大幅に低下するのでおすすめしません。冷凍保存する際には、メロンを切り分け、このワタと種を取り除くことがポイントです。
メロンを冷凍保存する手順
冷凍メロンは、シャリシャリとした新食感に大変身。凍ったままデザートとして食べれば、シャーベット感覚で楽しめます。また、凍ったままミキサーにかけてドリンクにしたり、スイーツレシピに応用もできて便利ですよ。
まずは、メロンを縦半分に包丁で切り分けます。ゴロゴロと転がりやすいので注意しましょう。
スプーンを使い、メロンの果肉中央にある種とワタをくり抜きます。
半分にカットしたメロンを、更に4等分に切り分けます。その後、メロンの皮を下向きにして、包丁をスライドさせるようにしながら皮をそぎ落としましょう。
メロンを保存袋に詰め込みすぎず、少し余裕を持たせましょう。空気をしっかりと抜いて、密封させることもお忘れなく。
果肉をカットして冷凍
冷凍メロンをそのまま食べたり、ミキサーにかけてスムージーを作りたい人におすすめの方法です。
使いやすいサイズにメロンをカットします。切り口から果汁が出てくるので、キッチンペーパーでしっかりと水気をふき取っておきます。
果肉を潰して冷凍
トッピングにしたり、スイーツレシピでアレンジしたい人におすすめの方法です。
小さめにカットしたメロンを保存袋に入れて、袋の上から手で揉んで実を潰せばピューレが完成します。
冷凍したメロンの解凍方法
もともと水分の多いメロンは、全解凍すると水分が多く出て食感が悪くなります。冷凍メロンは、凍ったまま、もしくは室温で15分前後半解凍にしてからいただきましょう。
【豆知識】美味しいメロンの見分け方・栄養価・注意点
メロンは中身が確認できないから選ぶのが難しいな
大丈夫、まずは「網目模様」と「重さ」をチェックしてみよう
- 網目模様が浮き上がっている
- 表面に傷や変色が無い
- ずっしりと重みがある
- 全体の丸みが均一
メロンの特徴でもある網目模様が全体を通して均等に浮き上がっているかをチェックしましょう。また、同じようなメロンで迷ったときは、重みの感じる方を選べると良いでしょう。軽さを感じるメロンは、種とワタが多く実が少ない傾向にあります。
メロンの栄養価と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 5月~7月 |
注目の栄養価 | オキシカイン:持続性の高い抗酸化作用がある |
代表的な栄養価 | ・ビタミンC ・ビタミンB6 ・カリウム ・葉酸 ・オキシカイン |
注意点 | アレルゲンの可能性:体質によってはメロンを食べた時に口内がピリピリしたり、喉にかゆみを感じる場合も。アレルギー反応である可能性があります。 |
メロンは、むくみや高血圧を防止する働きのある「カリウム」の含有量が果物の中でもトップクラス!1位のバナナ、2位の夏みかんに次いで、3番目にカリウムが多いのがメロンなのです。
メロンを食べるとホッコリとして、気分が落ち着くと感じたことはありませんか?メロンには「ギャバ」と呼ばれるストレス緩和成分が含まれるのだとか!心を落ち着かせてくれたり、リラックスさせてくれる働きがあるので、タイミングを見計らってメロンを食べてみるのもオススメです。
メロンを使ったレシピ
メロンは追熟させるのがポイントだね!知らなかったよ
一度完熟したら、すぐに食べる分は省いて、残った分を冷凍してしまうのが良いじゃろう