少量でもゆずの皮がトッピングされた料理は香り豊かに仕上がるよね!
料理だけでなく、お風呂に浮かべたり、ドリンクにしたり…と色々な面で大活躍じゃな
一般的に「香り付け」として使われるゆずは、一度に使う量も少なく、気が付いたらダメになっていることもしばしば。冬の風物詩でもあるゆずを見かけても、そんな理由から購入を躊躇してしまうのは勿体ない!ゆずを冷凍すれば、上品な香りをそのままに長期保存が可能になりますよ。
ゆずを冷凍するメリット
- 長期間ゆずを保存できるようになる!
- ゆずらしい香りもキープできる!
- お好みの形にアレンジして冷凍できる!
ゆずを冷凍すると賞味期限はどのくらい?
ゆずは果肉を食べるよりも、皮をメインに香り付けするものだよね
皮の傷みがひどいと、見た目が悪くなって香りも薄れてしまうから、ゆずらしさを楽しめないぞ
時間が経ったゆずは、皮や実が乾燥して小さく縮んだり、変色し始めます。果肉に影響が無ければ果汁として使用することはできますが…ゆずの香りが特に強い部分はあくまでも「皮」。香り付けとして使うゆずは、鮮度が高いうちに消費するに越したことはありません。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 1週間程 |
冷蔵保存 | 1週間程 |
冷凍保存 | 1ヵ月~3ヵ月程 |
ゆずは水分が飛びやすい果物なので、常温でも冷蔵でも、基本的に新聞紙に包んでおくのが正しい保存法と言えます。ただし、それでも1週間程でゆずの香りが低下するので計画的に消費したいもの。
意外かもしれませんが、ゆずを冷凍すると、独特の香りをしっかりキープしつつ約1ヵ月も賞味期限を延ばせます。ゆずが沢山手に入った時や、1週間以内に使い切れない時は、冷凍保存を活用してみるのがおすすめです。
ゆずの冷凍保存4パターン&解凍方法
ゆずは皮も果汁も使えるから便利だよね!
その通り!どんな風にゆずを使いたいかで冷凍法を選ぶのが良いぞ
- ゆずを使う用途を考えておく!
- 皮はよく洗っておく!
ゆずは香りの強い皮をメインに使用する果物です。皮まで美味しくいただくためにも、冷凍前にはしっかりと洗い、キッチンペーパーで水気をふき取っておきましょう。
ゆずを丸ごと冷凍
ゆずを手間なく冷凍保存したい人、長期保存したい人にぴったりの方法です。
保存手順はとにかく簡単。ラップでゆず1つずつを包んでから、保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍します。
保存期間:最大3ヵ月
ゆずをカットして冷凍
使いかけのゆずを冷凍したい人や、料理やドリンクでゆずを添えたい人におすすめの方法です。
使いやすいサイズにゆずをカットします。断面から果汁が出てくるのでキッチンペーパーで水気をふき取るのをお忘れなく。ラップでゆずを包んでから、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へ。
保存期間:最大1ヵ月
皮だけを冷凍
香り付けのトッピングとして使用したい人におすすめの方法です。
包丁を使いゆずをの皮を大きめ・厚めに剥くのがポイント。使いやすい分量ごとにラップで包み、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍します。
保存期間:最大1ヵ月
果汁だけを冷凍
ドリンクやドレッシングでゆずの果汁を活用したい人にオススメの方法です。
ゆずの果汁を絞り、製氷皿やアルミカップに入れましょう。こぼれやすいので、まずは金属トレーなどを活用して冷凍させます。凍ったら保存袋に入れなおしましょう。
保存期間:最大1ヵ月
冷凍したゆずの解凍方法
冷凍ゆずは、自然解凍、もしくは凍ったままレシピで活用しましょう。
凍ったままゆずの皮をすりおろしたり、包丁で刻めば、上品な香り漂うトッピングの出来上がり!固くて包丁が入らない時は、半解凍させると切りやすくなります。
【豆知識】美味しいゆずの見分け方・栄養価・おすすめレシピ
ゆずは表面に傷があるものが多いよね。鮮度と関係あるのかな?
ゆず表面の傷と美味しさは関係ないから安心するのじゃ
- ゆず特有の香りが強いもの
- ヘタの切り口が乾燥していないもの
- 実は水分を蓄えハリがある
ゆずの木にはトゲがあるため、成長過程でゆずの実の表面に傷ができてしまうのは仕方のないことと言えるでしょう。それよりも、ゆずは収穫されてから日の浅いものを選ぶことが大切。実際に触ってみて柔らかさを感じるものや、ヘタ部分が乾燥して茶色っぽくなっているものは時間が経っている証拠ですよ。
ゆずの栄養価と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 11月~12月頃(黄ゆず) ※青ゆずは一年中出回っています |
注目の栄養素 | リモネン(柑橘類の香り成分):のどの炎症を鎮める作用や、血行促進の働きがある |
代表的な栄養価 | ・ビタミンC ・クエン酸 ・リモネン |
おすすめの食べ方 | 皮までいただく:果肉よりも皮の方が栄養素が多い |
ゆずは他の柑橘類に比べてもビタミンCの含有量が多いのが特徴です。ビタミンCの代名詞ともいえるレモンの3倍も多いのだとか!ゆずの果肉は酸味が強く食用には不向きですが、ドリンクで割ったり、ドレッシングにしたり…と、アイデア次第で活用できますよ。
「寒く長い冬を健康に乗り切ろう」という理由から、冬至になるとゆず湯につかる習慣もありますね。ゆず湯は、血行促進や肌の水分の蒸発を防ぐ働きがあるのです。風邪が流行る冬場は、ゆず湯につかってパワー補給してみるのはいかがでしょうか。
ゆずを使ったレシピ
ゆずの匂いが強い皮には、果肉以上に栄養が詰まっていたんだね!
冷凍すれば、季節限定のゆずを長く楽しめるのは嬉しいのぅ