知ってるだけで大違い!たけのこの栄養効果をアップする食べ方&調理法のヒント【管理栄養士監修】

炊き込みご飯や煮物、チンジャオロースなどさまざまな料理で活躍する春の味覚である「たけのこ」。たけのこにはどのような栄養があるのかご存知でしょうか?この記事では、たけのこの栄養や、栄養効果アップする食べ方と調理法を管理栄養士が解説します!

もくじ

たけのこに含まれる栄養素と栄養効果とは

たけのこには下記のような栄養素が含まれています。

  • 亜鉛・・・味覚を正常に保つはたらきがあります。
  • 食物繊維・・・整腸作用があり、便秘の改善に期待できます。
  • チロシン・・・アミノ酸の一種で脳を活性化してくれるはたらきがあります。
  • 葉酸・・・赤血球の生産するはたらきをもつほか、身体の発育に重要なはたらきをもちます。
  • カリウム・・・体内の水分量を調整するはたらきがあり、むくみの予防・改善に期待ができます。

栄養豊富なたけのこには、どのような栄養効果があるのでしょうか?

たけのこの栄養効果:細胞の新陳代謝を活性化

たけのこに豊富に含まれている亜鉛は細胞の新陳代謝に欠かせないミネラルです。

不足すると味覚を司る味蕾(みらい)の新陳代謝が落ち、味覚異常を感じることがあったり、皮膚や粘膜の健康が保てなくなる可能性があります。

たけのこの栄養効果:ダイエットをサポート

食物繊維には不溶性と水溶性の性質2種類があり、たけのこに含まれているのは不溶性の食物繊維です。

不溶性の食物繊維は水溶性と違って水に溶けにくいため、水分を含んでもそのまま溶けず膨張して便のカサが増します。そのため、腸の運動が活発化し便をスムーズに排出してくれる効果があるのです。

また腸を通過する際に、身体に不必要な有害物質も一緒に排出してくれます。結果的に、便秘の解消につながり、ダイエットへの効果が期待できるんです。

たけのこの栄養効果:脳の活性化

チロシンはアミノ酸の一種で、たけのこに豊富に含まれている栄養素のひとつ。

チロシンは神経伝達物質のアドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの原料で、精神の安定や脳の活性化を促してくれるはたらきがあります。

ここぞの勝負の日の前に摂取すると、脳が活性化してやる気を高めたり、集中力がUPします!

管理栄養士が教える!たけのこの栄養効果を高める調理法とは

たけのこの栄養効果を高めるにはどのような調理法が適しているのでしょうか?

動物性たんぱく質と一緒に炒めて

たけのこは、豚肉や鶏肉などの「動物性たんぱく質」と一緒に炒めていただくことで、亜鉛の吸収率がアップするんです!

亜鉛は味覚を正常に保つほか、新陳代謝に必要な酵素をつくる成分となるため、美容にも効果が期待できますよ。

本当に新鮮なたけのこは生で!

普通たけのこはアク抜きのために茹でますが、たけのこに含まれる水溶性ビタミンのビタミンCやビタミンB群は、茹でると水に溶け出してしまいます。せっかくの栄養が逃げ出してしまうので勿体無いですよね。

しかし、収穫してから3時間以内の若いたけのこは、アク抜きせずにいただくことができます。鮮度の高いたけのこが手に入った時はラッキー!ぜひとも生で楽しんでみてください。

これだけで栄養がぐんとアップ!たけのこと相性が良い食材3つ

たけのこを食べる際には単体よりも、他の食材と一緒に調理することが多いと思います。

ここでは、栄養面でたけのこと相性の良い食材を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

たけのこと相性の良い食べ合わせ:わかめや昆布などの「海藻類」

たけのこに含まれるシュウ酸は結石の原因にもなります。

海藻類に豊富に含まれるカルシウムには、このシュウ酸を体の中で吸収しにくくしてくれるはたらきがあります。相性のいい昆布だしで煮る若竹煮にするとうま味も抜群です!

たけのこと相性の良い食べ合わせ:こんにゃく

こんにゃくには不溶性の食物繊維が豊富に含まれています。

たけのこには水溶性の食物繊維が含まれており、この2種類の食物繊維をバランスよくとることで便秘の解消が期待できます。煮物などにするとよいですね。

たけのこと相性の良い食べ合わせ:ぶり

ぶりの煮魚や焼き魚の付け合わせに、たけのこを加えてみるのはいかがでしょうか?

ぶりに含まれているDHAやEPAには血圧を下げてくれるはたらきがあり、同様にたけのこに含まれるカリウムも同じ効果があるので、一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。

たけのこの「アク」ってなに?食べてしまうと身体に悪いもの?

鮮度が命のたけのこは収穫後すぐにアク抜きが必要な食材です。

たけのこは、収穫後にどんどんアクがでて、えぐみが増してきます。また、たけのこにはタキシフィリンとよばれる毒素が含まれているんです。アク抜きが必要なのは、この毒素を取り除くため。このタキシフィリンは、加熱をすることで毒性が弱まります。

えぐみと毒性を弱めるためにも、たけのこを手に入れたらすぐにアク抜きをしましょう。

たけのこを水に浸すことで冷蔵保存も可能ですが、毎日水を変えなければいけません。お手入れ要らずで保存したいなら冷凍保存もオススメ。下記記事では、たけのこの保存方法について特集しています。気になる人はチェックしてみてくださいね。

たけのこについている白い粒々…これは栄養のかたまり?食べても大丈夫?

たけのこの水煮を購入した際に、表面に白い粒々が混入していた!なんてことがあったりしませんか?

びっくりしてしまう人も多いのですが…この白い粒々の正体は「チロシン」という物質が結晶化したもの。チロシンはうま味成分のひとつで、食べても問題ないので安心してくださいね。

【豆知識】意外とたくさんある!たけのこの種類と特徴を簡単解説

たけのこには600種類以上の種類があるといわれていますが、種類によって栄養成分が大きく変わるということはありません。

その中でも日本でよく食べられている種類の一部を紹介しましょう。

孟宗竹(もうそうちく)

スーパーなどでよく見かけるだいたいのたけのこが、この孟宗竹(もうそうちく)とよばれる品種。柔らかい食感で、甘みが強いのが特徴です。

真竹(まだけ)

小ぶりのアクが強い品種で、別名「苦竹」ともいわれています。食べる際には、しっかりアク抜きを行いましょう。

根曲がり竹

「姫竹」ともよばれる根曲がり竹は、他のたけのこよりも細いのが特徴です。柔らかい食感なので、食用として人気があります。

栄養満点・春の味覚のたけのこを楽しんで♪

たけのこを見かけるようになると、ますます春を感じられ気分もあがりますよね。自分でアク抜きをした生のたけのこは、水煮で売られているものより食感や風味がよいので、ぜひ時間があるときは生のたけのこを買ってみてくださいね。

たけのこの栄養を余すことなくいただいで春を堪能しましょう!

この記事の参考文献
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