常夏の果物といえばパイナップルだね!
夏になるとパイナップル商品もよく目にするのぅ
夏を感じさせるトロピカルフルーツの1つがパイナップル。カット済みもありますが、丸ごと1個の方がコスパも良いですね。しかし、丸ごと一個のパイナップルは量も多いので、すぐに食べきるのが大変なことも…。そんな時に役立つのが冷凍保存テクニック。この記事では、パイナップルの冷凍方法や賞味期限についてフォーカスします。
パイナップルを冷凍保存するメリット
- 賞味期限を引き延ばせる!
- かさばるパイナップルをスッキリ保存できる!
- 必要な分だけ食べられるようになる!
パイナップルを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
パイナップルって、見た目が頑丈そうだから長持ちしそうだけど…
パイナップルは時間が経つほど美味しさも半減するのじゃ
パイナップルは収穫後は追熟せず、基本的には収穫時が鮮度と美味しさのピークであると言えます。また、国産のパイナップルは沖縄県産で、店頭に並ぶまでに時間がかかっていることを覚えておきましょう。
そんなことからパイナップルの賞味期限は短かく、購入後は数日以内に消費するのが理想的です。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 2日程 |
冷蔵保存 | 4日程 |
冷凍保存 | 1ヶ月程 |
パイナップルの保存場所として、一番最適なのが冷蔵庫の野菜室です。しかしそれでも4日程しか持たず、なんといっても保存中に場所を取るのがデメリット。
冷凍保存すれば、1ヶ月も賞味期限を延ばせるだけでなく、かさばるパイナップルをコンパクトに保存できるメリットがあるのです!
パイナップルの劣化のサイン
パイナップルは数日で酸味が薄れたり、果肉が柔らかくなりますが、時間をおいても糖度が増すことはありません。うっかり放置しすぎた場合にはどうなるのでしょうか。
パイナップルは傷みの度合いをチェックするのが難しい点が厄介です。気になる場合は、カットして中身の様子を確認したり、匂いを参考にしてみてください。
- 全体的に柔らかくなる
- 皮の色が茶色く変色
- 果肉が茶色く変色
- 発酵が進み、甘ったるい生ごみのような匂い
少しでも怪しいと感じる場合には、食べるのを避けるのが良いでしょう。
パイナップルを冷凍保存する手順と解凍法
パイナップルは、皮を剥くだけで一苦労。ちゃんと冷凍保存できるかな…
大丈夫、基本的な皮の剥き方も解説しよう!
- 水気をしっかりと拭きとる!
熟れたパイナップルは果汁も多く、とにかくジューシー。冷凍保存する際には、果汁をしっかりと抜き取っておくことが大切です。冷凍時にできやすい霜を防ぐメリットがありますよ。
パイナップルを冷凍保存する手順
パイナップルを冷凍すると、シャリシャリとした食感に変化。生でいただく時とは舌触りが変わりますが、冷凍パインとして美味しくいただけますよ。また、一度に下ごしらえをして冷凍するので、食べたい分量だけさっと取り出せるようになって使い勝手もアップ!
葉とお尻の部分を包丁で切り落としましょう。
お尻の部分を下にすれば、パイナップルが転がらずに自立し、作業が楽になりますよ。パイナップルを縦半分でカットしましょう。
縦半分に切ったパイナップルを横向きにして、さらに3~4等分に切り分けます。
パイナップルを横にして、果肉の中央部分にある芯を取り除きます。その後、皮を下にして包丁を横にスライドさせ皮を切り落としましょう。
使いやすいサイズに果肉を切り分けます。
果肉の断面から果汁が出てくるので、キッチンペーパーを使い水気をふき取るのをお忘れなく。
パイナップル同士で重ならないように注意して保存袋に入れます。空気をしっかりと抜いて密封させてから冷凍庫へ。
冷凍したパイナップルの解凍方法
冷凍パイナップルは、全解凍させずに凍ったままいただきましょう。半解凍でシャーベットのように食べても美味しいですし、凍ったままミキサーにかけたり、スイーツレシピにも使えますよ。
【豆知識】美味しいパイナップルの見分け方・栄養価・おすすめレシピ
鮮度の高いパイナップル…今まで気にしたことが無かったかも
国産・輸入でもチェックポイントは同じ!この機会に見分け方を知っておこう
- 全体的に丸みを帯びている
- 果肉は下の方がふくれている
- 水分を蓄え重みがある
- 甘い香りがする
- 皮や葉が乾燥していないもの
元々丸みを帯びているパイナップルですが、特に下ぶくれしているパイナップルは成熟して甘みが強い傾向にあります。同じようなパイナップルで迷った時は、実際に手に持ち重さを比べるのがポイント。重みがある方が果汁がギュッと詰まっている証拠です。
パイナップルの栄養価と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 5月~8月(国産の場合) ※輸入パイナップルは1年を通して手に入る |
代表的な栄養価 | ・ビタミンC ・ビタミンB1 ・食物繊維 ・マグネシウム ・クエン酸 |
おすすめの食べ方 | 肉料理にプラスする:タンパク質分解酵素により肉がより柔らかく仕上がる 食後のデザートとして:消化を助ける働きがあります |
爽やかな酸味と甘さを楽しめるパイナップルですが、特に甘さが強いのは下の方の果肉です。例えば、甘みの強い下部分は贅沢にカットフルーツとしていただき、上部の果肉はジャムやスイーツのレシピで役立てたり…と、部位によってアレンジ方法を変えてみるのもおすすめ。
パイナップルの注意点
パイナップルのタンパク質分解酵素は、ゼラチンを分解する性質があります。パイナップルのゼリーを作る場合には、一度パイナップルを加熱するのがポイント。ゼラチンを分解させずゼリーが仕上がります。
パイナップルを使ったレシピ
下ごしらえが大変そうだったけど、一度覚えれば以外と簡単だね!
パイナップルはデザートとしても、ご飯のおかずとしても活躍するから、ストックがあると便利なんじゃ!