梨の優しい甘さと、シャリっとした食感が大好きなんだ!
みずみずしいから、食欲が無い時でもサクサク食べられるのぅ
産地によっても旬が異なる梨は、夏~秋にかけて比較的長く楽しめる果物。しかし、梨は収穫時が美味しさのピークで、日持ちしないのが弱点です。すぐに食べきれない梨は、いかに鮮度をキープしながら保存するかがポイント!この記事では、梨の保存方法について解説します。
梨を正しく保存するメリット
- 日持ちしない梨の賞味期限を延ばせる!
- 冷凍なら食感の変化を楽しめる!
梨を正しく保存すると賞味期限はどのくらい?
梨を触った時に少し柔らかくなっているのは、完熟している証拠?
おっとそれは勘違い!劣化しているサインなんじゃ
梨は果肉が柔らかくなり始めると傷みがスタートしたサイン。この場合、果肉が一部変色している程度なら、その個所を取り除けば食べられます。ただし、下記の状態になった梨は食べられないので気を付けましょう。
- 梨の甘い香りが飛び異臭がする
- 果肉がぐにゃりと柔らかくなる
- カビが生えている
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 3日程 |
冷蔵保存 | 10日程 |
冷凍保存 | 1ヵ月程 |
梨は追熟しない果物なので、時間が経つごとに鮮度や風味が低下していきます。基本的に梨は常温に置いておき、すぐに消費するのが理想的。すぐに食べきれない場合は、美味しい状態を長くキープできる冷蔵か冷凍保存がおすすめです。
梨の冷蔵・冷凍保存の手順
梨が沢山あって食べきれない…こんな時はどうしたらいいかな
そんな時はひとまず冷凍保存!後からゆっくり食べられるようになるぞ
保存法 | 特徴 |
---|---|
冷蔵 | ・生の梨を楽しめる ・丸ごと1個を保存できる ・カットした梨は日持ちしない |
冷凍 | ・冷凍で食感が変化する ・丸ごと1個でもカットしても保存できる ・冷蔵よりも保存期間が長い |
梨を美味しく「冷蔵保存」する手順
意外かもしれませんが、梨は上下逆さま(ヘタを下向き)で保存することで鮮度が保てます。ちょっとしたことですが、これがより美味しい状態をキープしつつ冷蔵する方法です!
- ヘタを下向きにして保存する!
梨をキッチンペーパーで包みます。その後、更にラップで全体を包みましょう。最後にポリ袋に梨を入れてから、ヘタを下向きにして野菜室で保存。
保存中にペーパータオルが湿ってきたら、新しいものに取り換えてください。
梨を美味しく「冷凍保存」する手順
梨は一度冷凍させると食感の変化が表れやすいのが特徴。そのため、新食感のデザートとして楽しむのがおすすめです。食感の変化を少なく抑えたい人は、すりおろす方法が良いでしょう。
梨を冷凍すると食感はどうなる?
- 丸ごと1個またはカットして冷凍する場合…半解凍でシャリシャリ食感のシャーベット風に。さらに解凍するとトロトロ食感に。
- すりおろして冷凍する場合…生の梨をすりおろした時と変わりがない。
丸ごと1個を冷凍保存
梨が沢山余っている人や、時間をかけずに冷凍保存したい人におすすめの方法です。
ラップで梨を包んでから、保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存します。
カットして冷凍保存
予めカットする手間はありますが、解凍後の使い勝手が良くなります。
梨の種と皮を取り、食べやすいサイズにカットしましょう。切り口から果汁が出てくるのでキッチンペーパーでよくふき取ります。使いやすい分量ごといラップで小分けしてから、保存袋に入れ空気を抜いて冷凍庫へ。
すりおろして冷凍保存
ドレッシングやトッピングとして活用したい人おすすめの方法です。
皮と種を取り除いてから、梨をすりおろしましょう。保存袋に平らにならして凍らせれば、必要な分だけポキッと折って使用できます。氷トレーを使い冷凍するのもおすすめ。
冷凍した梨の解凍方法
冷凍した梨は、凍ったまま、もしくは常温に戻して半解凍の状態でいただきましょう。全解凍してしまうとぐにゃりと仕上がり、食感が悪くなるので要注意。丸ごと冷凍させた梨は、半解凍で包丁が入るようになります。
【豆知識】美味しい梨の見分け方や栄養素
梨は皮の表面がザラザラしていることもあるよね
ザラザラから滑らかな触り心地になった梨が食べごろなんじゃ!
- お尻の部分がぼってりと丸みがある
- 軸が付いているもの
- 水分を蓄え重みがある
- 触った時に固さを感じる
- 皮の表面がツルツルしている
梨は実際に手に取って鮮度チェックをしましょう。基本的には水分たっぷりで重みがあるもの、また、皮の表面がツルリと滑らかになったものが食べごろの美味しい梨ですよ。
梨の栄養価を基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 7月~11月(和梨の場合) ※品種によって旬は異なります |
代表的な栄養素 | ・ビタミンB群 ・食物繊維 ・カリウム ・プロテアーゼ ・クエン酸…など |
おすすめの調理法 | 肉料理で活用する:梨に含まれるプロテアーゼは肉を柔らかくする働きがあります |
梨にはこれといったビタミンは多くは含まれてはいないものの、利尿作用のあるカリウムや、疲労回復の働きがあるクエン酸が含まれています。水分もたっぷりなので、夏場にはもってこいの果物です。
梨の皮の近くには特にたくさんの栄養が含まれています。無農薬の梨が手に入った時には、皮ごと頂くと栄養価の取りこぼしがありませんよ。皮の食感が苦手な方は、皮ごとミキサーにかけると舌触りもスムーズになります。
梨を使ったレシピ
冷凍すると食感が悪くなる果物は多いけど…冷凍梨は新食感スイーツとして楽しめたよ!
梨をすりおろして肉料理で活用すれば、お肉が柔らかくなるのは嬉しいのぅ