鮮度が命のイチゴは傷む前に冷凍保存！簡単＆美味しいデザート作戦で食卓を彩ろう

2021 10/26

2020年4月6日 2021年10月26日

迷える羊ちゃん

イチゴを頬張ったあの贅沢な瞬間、たまらないよね〜

もの知り博士

旬の時期は、イチゴを使ったスイーツ情報も盛りだくさんじゃな！

完熟した状態で出荷されるイチゴは、購入したらその日のうちに食べるのが理想的。食べきれないと始めから分かっている場合は冷凍保存に切り替えて、後から手軽なスイーツを作るのがおすすめ！正しい冷凍保存の方法や解凍後の簡単おすすめレシピをご紹介します。

イチゴを冷凍保存するメリット

鮮度と栄養が保たれる！（購入後すぐに冷凍した場合）
自宅で贅沢デザートが堪能できる！
保存期間が1ヶ月以上も伸びる！

イチゴを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい？

迷える羊ちゃん

大好きなイチゴだから毎日少しずつ食べたいのに、すぐに萎びてきちゃうよね

もの知り博士

イチゴを買ったら時間との勝負！すぐに食べるのが一番なんじゃ

イチゴの賞味期限は極めて短く、傷み始めると表面が柔らかくなり、ヘタが萎び始めます。この時点ではまだ食べることはできますが、イチゴ特有の芳醇な香りが薄れ、味がぼやけてしまうことに。また、異臭やカビ、果肉にとろみが出てきた場合は、既に腐っていると判断しましょう。

保存方法	賞味期限
常温保存	冷暗所に置いて1日程
冷蔵保存	約1週間（ひと手間加えれば10日弱）
冷凍保存	2か月弱

もの知り博士

イチゴは粒同士が重なり合っている部分から傷み始めるから、購入後はすぐに一手間加えると良いぞ！

冷蔵保存する場合、イチゴ同士が触れないようキッチンペーパーやアルミホイルなどで仕切りを作りながらヘタを下にして、タッパなどに並べて野菜室で保存すると、賞味期限を10日程に伸ばすことができます。但し冷蔵庫のスペースを取ってしまったり、このひと手間が意外と大変！そんな方は、2ヶ月も長期保存できる冷凍保存がおすすめです。

イチゴの冷凍保存の手順と解凍方法

迷える羊ちゃん

イチゴはそのままの状態で冷凍庫に入れれば良いもの？

もの知り博士

一度冷凍したイチゴは生食できないから、デザートでで楽しむための一工夫が必要じゃ！

スクロールできます

冷凍保存法	特徴
まるごと冷凍保存	・甘みや水分を保つことができる・解凍時にトッピングとしてもアレンジできる
つぶしてから冷凍保存	・傷んだ部分を取り除いたイチゴも活用できる・混ぜるだけの簡単デザートに役立つ

イチゴを冷凍保存する手順

イチゴの冷凍保存を成功させるコツ

ヘタが付いたままイチゴを洗う
イチゴは水気に弱いので、しっかり水分を拭き取る

イチゴの水分やビタミンCは、時間と共にどんどん抜け出していきます。手元のイチゴが数日で食べきれないと感じたら、新鮮なうちに冷凍するのがおすすめ。冷蔵庫で何日も保存していたイチゴを後から冷凍するよりも、鮮度と栄養を保つことができます。

STEP

ヘタが付いたままイチゴを洗う

イチゴの水分やビタミンCが流れないよう、ヘタが付いたまま洗います。

イチゴが萎びている場合は、レモン汁またはお酢を入れて10分ほど浸けるテクニックを活用してみて。傷んだ細胞が引き締まり、色が鮮やかに、歯ざわりも良くなりますよ。

STEP

水分をしっかり拭き、ヘタを取る

キッチンペーパーでしっかりと水分をふき取ることが大切なポイントに。その後、ヘタや傷んだ表面は取り除きます。

STEP

保存袋へ入れて冷凍保存

まるごと冷凍保存

保存袋にイチゴと砂糖を入れ、イチゴ同士が重ならないよう並べて空気を抜きます。砂糖の量は1パックで大さじ2杯が目安。砂糖を加えることで、イチゴ同士のくっつきを防ぐことができます。

つぶしてから冷凍保存

イチゴと砂糖を適量入れ、スプーンなどを使って保存袋の上からお好みの大きさに潰します。空気を抜き、なるべく平らになるようにして冷凍。

イチゴの解凍方法

「まるごと冷凍保存」の解凍方法とおすすめレシピ

冷凍したイチゴはシャーベット状にして楽しむのがおすすめ。方法は常温の環境にイチゴを移動し、少し解凍するだけ！そのまま食べても絶品ですが、アイスやパンケーキの上に添えるだけで、華やかなデザートの出来上がりです。

「つぶして冷凍保存」の解凍方法とおすすめレシピ

つぶして冷凍保存したイチゴは様々なレシピに活用できます。一番手軽なのはミルクやヨーグルトに冷凍イチゴを投入したイチゴシェイク！その他にも、少し解凍したイチゴを使っていちごソースやマフィン作りに応用することもできます。

【豆知識】美味しいイチゴの見分け方や栄養素

迷える羊ちゃん

真っ赤なイチゴを選ぶようにしているけど、他にも見分け方があるの？

もの知り博士

色も大事だが、他にも注目するポイントがあるんじゃ

美味しいイチゴは？

ヘタの緑が濃く、ピンと反り返っている
ヘタの裏まで赤く、色むらがない
表面に艶がある
表面に産毛が残っている
種の周辺の果肉が盛り上がっていて張りがある
種が均一に散らばっている

美味しいイチゴを見分ける際、鮮やかな赤色かどうかを判断基準にしてしまいがちですが、実はヘタの鮮度がとても重要です。パック入りのイチゴを購入する場合は、底から見えるイチゴの状態も必ず確認するようにしましょう！

イチゴの栄養素と基礎情報

スクロールできます

栄養素	ビタミン
旬の時期	1月〜3月頃
代表的な栄養素	・ビタミンC ・カリウム・ミネラル・マグネシウム・葉酸…など
おすすめレシピ	乳製品と一緒に食べることで、アントシアニンの働きが3倍にもなるといわれている

イチゴはレモンやキウィに次いで、ビタミンCが豊富に含まれている果物※。また、イチゴの赤色の色素成分（アントシアニン）はポリフェノールの一種で、眼精疲労や活性酸素を減らすことで知られています。イチゴの品種改良はめまぐるしく新しい品種も増えていますが、「とちおとめ」「あまおう」「紅ほっぺ」は不動の人気です。

※農林水産省ではイチゴは果実的野菜としていますが、本記事では果物としてご紹介します。