コリコリしてて風味のいいワカメ、お味噌汁の具が寂しい時に重宝だよね!
酢の物やサラダにも合う、優秀な食材じゃな!
春になるとスーパーでも見かけることが多くなる「生ワカメ」。手軽な乾燥ワカメにはない磯の香りと歯ごたえが楽しめますね。今回は、日持ちしない生ワカメの長期保存が可能になる冷凍保存の手順をご紹介!戻しすぎてしまった乾燥ワカメや塩蔵ワカメにも応用が利きますので、ワカメの保存に迷ったらぜひ参考にしてくださいね。
ワカメを冷凍保存するメリット
- 生ワカメでも長期保存が可能に
- 戻しすぎた乾燥ワカメも長期保存できる
- 塩蔵ワカメなら、下処理を一気に行える
ワカメを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
腐ったワカメって、見たことないな
生ワカメを買ったことはないかな?ワカメは、意外と傷みやすい食材なんじゃよ
普段から乾燥ワカメを常備している方なら、「ワカメを腐らせる」といった経験はあまりないかもしれません。ワカメが腐るとドロドロになり、茶色く変色します。食中毒となる菌も繁殖しやすいので、必ず表示された期限内に食べきりましょう。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 適さない |
冷蔵保存 | 2~3日 |
冷凍保存 | 2~3週間 |
「塩蔵ワカメ」や「乾燥ワカメ」などに加工されたワカメは、長期保存が可能です。しかし、生ワカメとして売られているものや加工ワカメを一度戻してしまったものに関しては、冷蔵庫でも2~3日程度で食べきりたいところ。冷凍すれば2~3週間は冷凍やけもせず美味しい状態でいただけます。消費しきれないワカメは迷わず冷凍庫へ入れましょう!
ワカメの冷凍保存の手順と解凍方法
冷凍しても、ワカメの食感や風味は変わらないの?
冷凍しても、ワカメの旬の味を大きく落とすことはないぞ
ワカメは、冷凍しても風味や食感はそれほど大きく変わりません。意外なことに、生ワカメの方が乾燥・塩蔵ワカメよりも手ごろな価格で購入できるので、お財布にもやさしいのです。生ワカメを見つけたら、迷わずまとめ買いが正解!正しい冷凍保存のコツをつかんで、旬の生ワカメを長く美味しく楽しみましょう!
ワカメを美味しく冷凍保存する手順
- 茎を切り分ける
- 茹ですぎない
- 氷水で締める
- 小分けにしておく
生ワカメを冷凍する場合、事前に茹でる下処理を行います。この時茹ですぎてしまうと食感が台無しに。いつもの見慣れたワカメの緑色に変わったらすぐにお湯から引き揚げるのがポイントですよ!
茎の部分は太く火が通りにくいです。あらかじめ切り分けておきましょう。この時、食べやすい大きさにワカメを事前にカットしておくと便利です。
鍋でお湯を沸かし、火の通りにくい茎の部分を先に茹でます。15秒ほどしたら残りの部分を入れ、全体が緑色に変わったらすぐにザルに引き上げます。
ボウルに氷水を作り、ワカメを入れて締めます。ワカメの食感を残す大切なひと手間です。
ギュッと絞って水気をきり、1回分ずつラップに包みます。保存袋に入れて冷凍庫へ。
ワカメの解凍方法
冷蔵庫に移して自然解凍するか、ラップに包んだまま流水にあてて解凍しましょう。あらかじめ切って湯通ししてあるので、水気を切ったらそのまま調理可能です。味噌汁や煮物には、凍ったままの状態でも使えます。
【豆知識】美味しいワカメの見分け方や栄養素
美味しいワカメはつやつやしてそう!
その通り!ワカメは目で見て鮮度を確認しよう!
- 弾力があり肉厚
- 艶がある
- ドロドロしていない
ワカメの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ミネラル |
旬の時期 | 春(3~5月ごろ) |
代表的な栄養素 | ・フコイダン(水溶性食物繊維) ・カルシウム ・カリウム ・アルギン酸 ・ヨウ素 |
おすすめの調理法 | 魚やキノコと合わせて:ビタミンDを含む食材と一緒に摂取することでカルシウムの吸収を促進。和食との相性はバッチリです! |
乾燥ワカメや塩蔵ワカメで長期保存ができるため、ワカメはいつでも楽しめます。「ワカメの旬の時期なんか意識したことない!」という方も多いのでは?そんなワカメの旬は、春。ワカメが成熟する5・6月より前の若いワカメが美味しいとされています。
免疫機能向上の作用が働くフコイダンや、コレステロール低下の面から注目されるアルギン酸。こういった健康に役立つ成分にも注目されています。ただし、ワカメに含まれるヨウ素の過剰摂取は甲状腺の異常を引き起こす可能性があるので注意。どんな食材でも食べすぎはNGです。
ワカメを使ったレシピ
ワカメの食感が活かせるレシピにチャレンジしたいな!
冷凍保存をマスターすれば、夏の暑い時期でも旬のワカメをさっぱりいただけるぞ!