食べ応え満点の「厚揚げ」が大好き!おつまみとしてもよく食べるんだ
煮汁をたっぷり吸い込んだ「油揚げ」「厚揚げ 」「がんもどき」は、頬張ると笑顔になってしまうのぅ
味の染み込みもよく、コク出しに活躍する「油揚げ」「厚揚げ 」「がんもどき」。しかし、これらの揚げ物は傷みやすい故、日持ちしないのがデメリット。ストックするのが難しいため、必要な分だけ毎回購入しなければいけないのは手間ですね。今回はそんな油揚げ・厚揚げ ・がんもどきを簡単に長持ちさせる冷凍方法を解説します。
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきを冷凍保存するメリット
- 賞味期限を引き延ばせる!
- 食品の劣化を食い止めながら保存できる!
- 解凍後の調理時間が短くなる!
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
油揚げ・厚揚げ・がんもどきって、もともと加工されているから長持ちしそうだけど…
そんなことは無いぞ!これらの揚げ物は食べきるタイミングに注意が必要じゃ!
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきなどの、油で揚げた大豆製品は「消費期限」が設定されています。期限を多少過ぎても食べられる「賞味期限」がある一方、「消費期限」は食品が人体に影響を与える可能性があるボーダーラインであるため、期限を厳守することが大切です。
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきは、油の酸化や雑菌が繁殖しやく傷みやすい食品であることから、消費期限は製造から5日程と短めに設定されているのです。つまり、賞味期限は消費期限よりも更に短くなることを覚えておきましょう。
保存方法 | 消費期限 |
---|---|
常温保存 | 適さない |
冷蔵保存 | 5日程(油揚げ) 5日程(厚揚げ) 5日程(がんもどき) |
冷凍保存 | 1ヵ月程(厚揚げ) 3週間程(油揚げ・がんもどき) |
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきを期限内に食べきれない場合には、冷凍することで品質を保ったまま長期保存できるようになりますよ!安い時に大量買いしても、まとめて冷凍しておけるので経済的です。
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきの「油抜き」は必要?
油抜きはした方がいいのかな?
それは個人の自由じゃが…予め油抜きしておけば解凍後の使い勝手がアップするぞ!
油で揚げて完成させる食品(油揚げ・厚揚げ ・がんもどき)の、表面に付着している余分な油を落とす作業の事を指します。
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきを調理する際に、以前までは必須だった「油抜き」の作業。しかし、最近では油の質が向上したことから、必ずしも必要という訳ではなくなりました。「油抜き」するかは個人の判断による、というのが現状です。
ちなみに、冷凍保存前に「油抜き」することで、解凍後はすぐに調理できる状態になり時短が叶うのは勿論、冷凍中の油焼けや油の酸化を防ぐ効果が!油抜きの作業は難しくないので、トライしてみることをおすすめします。
油揚げ・厚揚げ ・がんもどきを冷凍保存する手順と解凍方法
冷凍すると品質が低下する食材もあるよね。揚げ物を冷凍したら、味や食感はどうなるんだろう…?
問題ないぞ、羊ちゃん!揚げ物は冷凍しても美味しくいただけるんじゃ
あまり知られていませんが、油揚げ・厚揚げ ・がんもどきは冷凍保存と相性抜群!これらの食品は、製造過程ですでに揚げてあるため水分が少なくなっています。つまり、冷凍しても食感や風味を損ないにくいというメリットがあるのです。
熱湯で1分~2分程油抜きをしましょう。菜箸などを使い、熱湯の中で優しく油を振り落とすのがコツ。
油抜きが終わったお湯は白っぽく濁ります。これが油抜きで落とせた油ですよ。
※油抜きをしない場合はスキップ
ザルに上げてしっかりと水気を切り、粗熱をしっかりと冷まします。
※油抜きをしない場合はスキップ
キッチンペーパーを使い、表面に残った水分をしっかりと拭きとります。
油揚げの場合
薄い油揚げは、丸ごと冷凍しても凍ったまま包丁を入れやすいのが特徴。丸ごと1枚でも、食べやすいサイズにカットしても保存が可能です。
ラップでピタリと包んでから、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍します。
保存期間:最大3週間
冷凍した油揚げの解凍方法
・丸ごと1枚冷凍した場合…冷蔵庫に移して自然解凍してから加熱調理します。
・カットして冷凍した場合…火の通りが早いので凍ったまま加熱調理します。
厚揚げの場合
厚揚げはそのまま冷凍するとカチコチに凍って使い勝手が悪くなります。おすすめは、食べやすいサイズにカットしておくことです。
使いやすい分量ごとにラップで小分けしてから、保存袋に入れて冷凍します。
保存期間:最大1ヵ月
冷凍した厚揚げの解凍方法
使いたい半日前に冷蔵庫に移動させ、自然解凍してから加熱調理します。解凍後は水気が多く出るのでキッチンペーパーでふき取ってから調理するのがポイント。
がんもどきの場合
がんもどきは、必要な分だけさっと取り出せるようにして冷凍すると調理時に便利。
1個ずつラップで丁寧に包んでから、保存袋に入れて冷凍しましょう。
保存期間:最大3週間
冷凍したがんもどきの解凍方法
冷蔵庫に移して自然解凍してから加熱調理、もしくは、凍ったまま煮物やおでんの鍋に投入して加熱調理も出来ますよ。
【豆知識】油揚げ・厚揚げ ・がんもどきの栄養素や基礎情報、おすすめレシピ
それぞれの食品の違いについて考えたことが無かったな。博士、教えて!
どれも豆腐を加工した食品だが、若干違いがあるんじゃ。詳しく見ていこう!
油揚げの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | タンパク質 |
主成分 | ・ビタミンK ・マグネシウム ・カルシウム ・タンパク質 ・脂質 ・亜鉛 ・大豆イソフラボン ・大豆サポニン |
おすすめの調理法 | 味噌汁の具・和え物・いなりずし:調味料が油揚げによく染み込み美味しくいただけます。 |
「油揚げ」とは、薄切りにした豆腐を湯切りしたものです。油揚げは地域によって形や呼び名も様々なので、食べ比べしてみても面白いでしょう。乾燥させてパリッと仕上げた「松山揚げ(愛媛)」や「南関揚げ(熊本)」、3cmもの厚みがあるボリューム満点の「栃尾油揚げ(新潟)」、三角形をした「定義の三角揚げ(宮城)」などがありますよ。
厚揚げの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | タンパク質 |
主成分 | ・ビタミンE ・カルシウム ・鉄分 ・タンパク質 ・脂質 ・レチシン ・イソフラボン |
おすすめの調理法 | 炒め物・煮物:形が崩れにくい為見栄えが良い。味が染み込みやすい。 |
「厚揚げ」とは豆腐の表面を揚げたもので、中身は豆腐の食感が残るのが特徴。香ばしさと豆腐の風味を同時に味わえるだけでなく、通常の豆腐よりも形が崩れにくいのがメリットです。料理に加えるとコクを出してくれる効果があります。また、木綿豆腐と比べても栄養価が高くなることも嬉しいポイント!
がんもどきの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | タンパク質 |
主成分 | ・ビタミンE ・ビタミンK ・マグネシウム ・鉄分 ・カルシウム ・タンパク質 ・脂質 ・レチシン ・イソフラボン |
おすすめの調理法 | おでん・煮物:がんもどきに混ぜられた具材の味が染み出し美味しくいただけます。 |
「がんもどき」とは、豆腐を崩してから水切りして、野菜を混ぜあわせて揚げたものです。ヒジキやにんじん、山芋が混ぜられることが一般的。おでんの定番具材としても知られています。もともとは肉の代用品として作られた為、食べ応えも抜群です。
油揚げを使ったアレンジレシピ
厚揚げを使ったアレンジレシピ
がんもどきを使ったアレンジレシピ
油揚げも、厚揚げも、がんもどきも、イソフラボンが摂取できるんだね!
栄養価の高い豆腐ならではの成分がギュッと詰まっているんじゃ