甘くてほっこり柔らかなかぼちゃは彩もキレイな緑黄色野菜だよね
高い栄養価が魅力のかぼちゃは美容や健康にもぴったり!
栄養満点のかぼちゃですが、丸ごと1つ購入すると冷蔵庫でかさばりますね。特に一人暮らしの方だと、なかなか消費しきれず、モヤモヤしてしまった経験がある人もいるのでは。かぼちゃは調理しやすい状態にしてから冷凍保存することで、そんなお悩みからも解放されますよ!
かぼちゃを冷凍保存するメリット
- 冷蔵庫もすっきり!
- 解凍時の調理時間が短くなる!
- 栄養価を逃さない!
かぼちゃを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
かぼちゃってすごく丈夫なイメージがあるけど、劣化のサインはあるのかな?
購入後の下処理によって鮮度の持ちが変わるぞ!
かぼちゃは「種」と「ワタ」が劣化のスピードを速める原因です。鮮度が落ちるとワタ部分からドロリとした状態に変化し、さらに進行が進むと白いカビが発生します。そうなる前に、保存する・しないに関わらず購入したら種とワタをすぐ取り除くのがポイントです。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 向いていない |
冷蔵保存 | 4~5日程度 |
冷凍保存 | 約1ヵ月 |
かぼちゃは分厚い皮に覆われていますが、実はとってもデリケート。カット済みだと冷蔵保存でも酸化が進みやすいため、余ったら冷凍保存しておけると安心です。かぼちゃは冷凍保存しても栄養素をキープできるのが嬉しいですね。
かぼちゃの冷凍保存の手順と解凍方法
かぼちゃって冷凍したことがないから、どんなことに気を付ければいいのか分からないな
かぼちゃはちょっとしたポイントに気をつけるだけで、グッと美味しく保存できるぞ!
- 下処理をしっかり行う!
- 冷凍時には酸化や匂い移りから守るため密封状態にする!
冷凍カボチャを解凍する時によく聞くのが「臭いが変になる」という声。これは冷凍保存失敗の代表的なケースです。正しい下処理と、冷蔵庫の匂い移りを防ぐこと、この2点が大切なポイントになりますよ。
かぼちゃを美味しく「冷凍保存」する手順
生のままかぼちゃを冷凍保存する場合は、シンプルなステップが魅力です。硬いかぼちゃでも、冷凍することで調理時に火が通りやすくなるというメリットも。
解凍したときにカボチャらしい風味を楽しみたい人は、加熱調理してから冷凍保存するのがおすすめ。すでに調理が終わっている状態なので、解凍後の調理時間が短くなります。
かぼちゃの種とワタをスプーンを使ってくり抜きましょう。
皮を洗う場合には実の部分をぬらさないようにするのがポイント。キッチンペーパーでしっかりと水分をふき取りましょう。
どんなサイズでも問題ありませんが、煮物に便利な「角切り」や、天ぷらや炒め物に便利な「薄めのくし形切り」がおすすめ。
かぼちゃ独特の匂いが苦手な方は、皮をむいて冷凍してみるのも手です。
鍋で茹でるのも良いですが、電子レンジを使うのが簡単。かぼちゃが柔らかくなるまで加熱しましょう。かぼちゃに火が通ったら、粗熱を覚まします。
※生のまま冷凍保存する場合にはスキップ
カットして冷凍する場合
使う分量ごとにラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。かぼちゃは特に切り口から酸化しやすいので、できる限りラップは密封させましょう。
下茹で後にマッシュして冷凍保存する場合
加熱後にかぼちゃをつぶして、使う分量ごとにラップに小分けして保存袋に。平たくなるように保存するのがポイント。ポタージュやオムレツなど色々なレシピでアレンジできますよ。
「冷凍保存」したかぼちゃの解凍方法
調理の前に解凍させると、食感や味が衰えてしまいます。そのため、「生のまま冷凍」「加熱後冷凍」どちらにしても、解凍時は凍ったまま調理するのがおすすめ。しんなり柔らかくなるので、煮物や汁物レシピで特に活躍するでしょう。
【豆知識】美味しいかぼちゃの見分け方や栄養素
かぼちゃって、色味以外ではどんなポイントを気を付けて選ぶべき?
かぼちゃが出荷される流れを知ると、いい手掛かりになるぞ!
- 西洋かぼちゃの場合、皮にツヤがあるもの
- 日本のかぼちゃの場合、皮に白い粉が吹いたもの
- ずっしりと重みがある
- 皮が硬く、爪で押しても跡が付かない
- 軸が太く周辺が凹んでいる
- ヘタの切り口が乾燥してコルク状になっている
- 形が左右対称になっている
- 皮の色むらがある場合、オレンジ色が濃いもの
- 果肉の色味が濃いもの
- 種がふっくらしている
- 種やワタがぎっしり詰まっている
かぼちゃは収穫後にもどんどん甘味を増す野菜なので、とれたてが一番美味しい、という訳ではありません。農家では一般的に収穫後1~2ヵ月熟成させてから出荷します。甘いかぼちゃを選ぶには、切り口をチェックして十分な時間がたっているかも見られると良いでしょう。
かぼちゃの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 秋~冬 ※ただし一年中手に入る |
代表的な栄養素 | ・ビタミンC、B群、E ・βカロテン ・カリウム ・食物繊維…など |
おすすめの調理法 | 電子レンジ加熱:でんぷんが多く水分が少ないため、炒め物などは焦げやすい。電子レンジで予め加熱してから調理するのがおすすめ。 |
かぼちゃは、野菜の中でもトップクラスの栄養素を誇ります。カロリーも高く食べごたえも満点。特に、皮部分にはβカロテンが多いので、皮ごと食べると栄養を余すことなくいただけます。
また、かぼちゃのでんぷん質は栄養素を保護してくれるため、加熱しても栄養素を逃しにくいのが最大の特徴です。冷凍すると栄養価が失われれてしまう野菜もありますが、かぼちゃは安心して冷凍保存できますね。
かぼちゃを使ったレシピ