きゅうりのシャキシャキ食感は、料理のアクセントになるよね!
みずみずしいきゅうりはさっぱり和え物にもぴったりじゃ
きゅうりはあっという間に水分が飛び、萎びてしまう野菜。「使う予定が無いから一先ず冷蔵庫に…」ではなく、使う予定が無いからこそ冷凍保存が正解ですよ!この記事では、きゅうりを無駄にせず最後までしっかり使い切れる冷凍保存方法を解説します。
きゅうりを冷凍保存するメリット
- 賞味期限を引き延ばせる
- 解凍後にアレンジできる
- 調理時間の時短になる
きゅうりを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
きゅうりって、冷蔵庫の中でしなしなになっていることが多いんだよね…
水分が多い野菜だから、そのまま冷蔵庫に入れると劣化しやすいんじゃ
冷蔵庫にきゅうりを入れていても、意外と早く劣化がはじまります。しなしなと乾燥してる状態はギリギリ食べられますが、水分が抜けているので味に期待はできません。きゅうりがドロドロしてくると腐っている証拠なので、食べるのは避けましょう。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 数日 |
冷蔵保存 | 1週間前後 |
冷凍保存 | 2~3週間程 保存方法により異なる |
きゅうりは乾燥や低温に弱い野菜なので、保存する場合はラップで包んでから冷蔵庫に立ててしまうのが正しい方法です。ただし、それでも保存期間は約1週間前後。すぐに使わないのであれば、ひとまず冷凍して賞味期限を延ばすのも賢い保存法の1つです。
きゅうりの冷凍保存の手順と解凍方法
きゅうり独特の食感って、冷凍してもちゃんとキープできるの?
結論から言うと、冷凍きゅうりはかなり柔らかく仕上がるぞ。
冷凍方法 | 特徴 |
---|---|
そのまま冷凍保存 | ・保存期間は約3週間 ・保存ステップがとにかくシンプル! ・丸ごと1本冷凍でき、調理時にアレンジが利く |
塩もみして冷凍保存 | ・保存期間は約2~3週間 ・きゅうりらしい食感を少なからずキープできる ・カットしてから冷凍保存でき、調理時に楽 |
冷凍したきゅうりは、生のものに比べるとどうしても風味や食感はダウンしてしまいます。そのため、解凍後にそのままきゅうりを食べるよりも、酢の物やポテトサラダなどのレシピでカバーするのがおすすめです。
- きゅうりはよく洗う!
- きゅうりの水分をしっかりと拭きとる!
きゅうりを「そのまま冷凍保存」する手順
きゅうりをそのままの状態で冷凍させれば、解凍後にお好みのサイズにカットしてレシピで活用できるようになります。どんな風に活用するかまだ分からないけど、とりあえず冷凍したい時に便利な方法です。
洗ったきゅうりの表面についた水分をキッチンペーパーでしっかりと拭きとります。
きゅうりを1本ずつラップでピッタリと包み、保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍します。
「そのまま冷凍保存」したきゅうりの解凍方法
凍った状態のまま直接水にさらし流水解凍します。半解凍の段階で包丁で切り分けましょう。全解凍するときゅうりが柔らかくなりすぎカットしにくいので要注意。解凍後に水気が多すぎる場合には絞って調整します。
きゅうりを「塩もみして冷凍保存」する手順
冷凍きゅうりはどうしても風味や味が衰えてしまいますが、少しでもきゅうりらしい食べ心地を求める人は、カットしてから塩もみする冷凍方法がおすすめです。
きゅうりを洗った後、きゅうりを切り分けましょう。少し厚めに「薄切り」にすると、食感を多少キープすることができます。
ボウルに切り分けたきゅうりと塩少々を入れ、しっかりと揉み込んでから5分ほど置きましょう。きゅうりがしんなりとしてくるので、手できゅうりの水気を軽く絞ります。
塩もみするとかさが減るので、使う分量ごとにラップでしっかりと密着させます。その後、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へ。
「塩もみして冷凍保存」したきゅうりの解凍方法
塩もみした冷凍きゅうりは、冷蔵庫に移し自然解凍しましょう。すでに塩もみしてあるので、解凍後は余分な水分を絞り、酢の物、ポテトサラダ、浅漬けなどで活用できます。レシピによってきゅうりの水分量を調節してくださいね。
【豆知識】美味しいきゅうりの見分け方や栄養素
きゅうりって曲がっているものより真っ直ぐの方がいいのかな?
それよりも太さに注目してみよう!
- 緑色が濃い
- 水分を蓄えハリがある
- 太さが均一なもの
- 表面がゴツゴツしている(イボがある場合)
きゅうりを選ぶ時には、曲がり具合よりも全体の太さが均一なものを選びましょう。また、重みがあると水分を蓄えていると言えるので、実際に手に取り測り比べてみるのもいいですね。
きゅうりの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 6月~9月頃 ※基本的には一年を通して手に入る |
代表的な栄養素 | ・ビタミンC・K ・カリウム ・食物繊維…など |
注意する食べ合わせ | 生のトマト:生で一緒に食べるとトマトのビタミンCが破壊される。一緒に食べる時には加熱調理がおすすめ。 |
きゅうりは95%が水分で成り立っていることから、栄養価に期待する人は少ないのでは。しかし、注目すべきはきゅうりに豊富に含まれる「シトルリン」という成分。血流を改善して冷えやむくみを解消したり、新陳代謝を促す働きがあるとも言われています。
そんなきゅうりはとにかく低カロリー。なんとギネス世界記録では「世界一ローカロリーな野菜(果実)」として認定されています。カロリー制限がある人やダイエット中の人にとって、きゅうりは強い味方になってくれそうですね。
きゅうりを使ったレシピ
塩もみして冷凍しておけば、パッと1品料理が作れるから便利だね!
冷凍したら、生のきゅうりとは食べごたえが変わるから、それだけはちゃんと理解しておこう!