ほうれん草ってすごく体にいい緑黄色野菜なんだよね
ミネラル、鉄分、ビタミンが豊富で非常に栄養価の高い優秀な野菜なんじゃ!
野菜の中でも特に栄養価に優れるほうれん草ですが、大量に常備しても使い切れないとすぐに傷んでしまうのがデメリット。定期的に摂取して健康管理に役立てるなら、冷凍して長期保存するのがおすすめですよ!
ほうれん草を冷凍保存するメリット
- 栄養価を逃さず長期保存が可能!
- ほうれん草を常にストックできる!
- 料理時間の時短に!
ほうれん草を冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
ほうれん草って、時間がたつと葉がしんなりしてくるよね。まだ食べられるのかな?
劣化のサインと、食べられるボーダーラインをしっかり押さえておこう!
ほうれん草は時間がたつと水分が抜けて葉がしんなりと、さらに劣化が進むと葉や茎の部分が染みのように黒くなっていきます。この段階では傷んだ部分を取り除けば食べられますが、そうなる前に食べきりたいもの。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 半日ほど |
冷蔵保存 | 2~3日 |
冷凍保存 | 1ヵ月程度 |
ほうれん草はもともと乾燥と高温に弱く、数日でしなびてしまいうのが特徴。少しでも長く鮮度を落とさずに保存するなら、鮮度が高いうちの冷凍保存が最も適しています。
ほうれん草の冷凍保存の手順と解凍方法
ほうれん草ってデリケートだけど、いい状態のまま冷凍保存する方法が知りたいな
ほうれん草の栄養価をキープして冷凍保存するなら、下準備がとっても大切!
冷凍保存法 | ポイント |
---|---|
生のまま冷凍保存 | ・冷凍保存時に時間がかからない ・解凍時にほうれん草の風味が損なわれない |
下茹でして冷凍保存 | ・かさが減りコンパクトに保存ができる ・解凍後すぐに食べれる状態に ・解凍後は筋っぽい触感に |
野菜を冷凍すると、ものによっては栄養価がダウンしてしまう事もありますね。しかし、ほうれん草は冷凍することで栄養価を閉じ込められるで、冷凍保存との相性は抜群なのです!
- 根本はなるべく捨てない!
- ほうれん草はしっかり洗う!
- 保存前にしっかりと水分を取る!
ほうれん草を美味しく「冷凍保存」する手順
ほうれん草の冷凍保存を成功させる秘訣は、正しい下処理にあります。特に根部分は栄養素が最も多いので、なるべく捨てず、食べられる状態にして冷凍保存するのがおすすめです。
根の周辺は汚れが溜まりやすく、葉には農薬や白い粉が付いていることがあるので、よく洗い流しましょう。
根元部分は特に洗いにくいので、数分水につけておくと汚れが落としやすくなりますよ。
ほうれん草の根の部分でピンク色になっている所は栄養素が豊富。どうしても汚れが落ちないギリギリの場所だけを切り落とします。
沸騰したお湯の中に塩を入れます。(1Lに対し小さじ1の塩が目安)塩を入れることでほうれん草の色味が鮮やかになるだけでなく、ビタミンCの流出を防ぎます。
まずは根元部分を30秒ほど茹で、その後ほうれん草全体を20秒ほど硬めに茹で上げます。
※生のまま冷凍保存する場合はスキップ
硬めに茹でたほうれん草を取り出し、冷水にサッと短時間で浸します。色味止めにも役立ちます。
長く水につけすぎるとビタミンCがどんどん失われてしまうので要注意。
※生のまま冷凍保存する場合はスキップ
温度がさがったらすぐに取り出し、ほうれん草をぎゅっと絞ります。
※生のまま冷凍保存する場合はスキップ
調理しやすいサイズに切りましょう。ほうれん草は調理時にかさが減るので、そのことも踏まえてカットするのがおすすめ。
下茹でしたほうれん草は3~4センチ程度に切ると食べやすいですよ。
ザルやキッチンペーパーを使って、丁寧に水分を取ります。水気が残っていると解凍時にべっちゃりしてしまうので注意が必要。
空気をしっかりと抜き、なるべく平たい状態にして冷凍保存します。
ほうれん草をざく切りにして冷凍保存
冷凍中にほうれん草同士でくっつきやすいので、使う分量ごとにラップで小分けにして保存袋に入れるのがおすすめ。
ほうれん草をまるまる冷凍保存
茎と葉の向きを揃え、均一に整えます。途中で葉が折れないサイズの保存袋を選べるとベスト。
下茹でしたほうれん草を冷凍保存
下茹ででかさが減ったほうれん草は、使う分だけコンパクトにまとめ、ラップで包み冷凍保存します。
「生のまま冷凍保存」したほうれん草の解凍方法
生のまま冷凍保存されている状態なので加熱調理で解凍します。アクが気になる場合は「茹でて解凍」が最もおすすめ。解凍するとしんなり柔らかく仕上がりますが、風味をそのまま楽しめます。
「下茹でして冷凍保存」したほうれん草の解凍方法
すでに食べれる状態なので、凍ったまま調理するか、電子レンジで解凍モード、または冷蔵庫で自然解凍がおすすめ。下茹でしたほうれん草は、筋っぽく、少し歯ごたえのある触感に仕上がります。おひたしや炒め物、スープにピッタリです。
【豆知識】美味しいほうれん草の見分け方や栄養素
ほうれん草って鮮度をチェックするには葉っぱ部分が元気な状態のモノを選べばいいのかな?
根元部分にまで気を配れると良いぞ!
- 緑色が濃い
- 葉が厚めでピンとしている
- 茎に張りがありみずみずしい
- 根が柔らかくピンク色
ほうれん草は緑色の葉部分に目が行きがちですが、実は根元部分は鮮度をチェックできる要素がたくさん。特に、根本がピンク色のものは鉄分やマンガンが豊富に含まれていますので、色味もチェックして選べると良いでしょう。
ほうれん草の栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 11月~1月 |
代表的な栄養素 | ・ビタミンC ・βカロテン ・鉄分 ・マンガン ・葉酸…など |
おすすめの調理法 | 炒める:βカロテンは脂と一緒に摂取するっことで吸収率が上がる 電子レンジで加熱:ビタミンCや葉酸を逃すことなく摂取できる 茹でる:アクが抜けてシュウ酸を減らせる |
ほうれん草には「シュウ酸」と呼ばれるアクがあります。実はこのシュウ酸、体内に取り入れられるとカルシウムの吸収をブロックしてしまうクセモノ。これを阻止するためには、ほうれん草を頂く前に下茹でするのがポイントです。
たまに購入したほうれん草の葉に白い粉が付いていることもあり、気になった方もいるのでは?この正体、実はまだ解明されていないんです。このような背景もあり、ほうれん草の葉はひとまず食べる前によく洗っておいた方が安心なのです。
ほうれん草を使ったレシピ
ほうれん草って、栄養価を逃さずに冷凍保存するために下処理が大切なんだね!
調理法によっても摂取できる栄養素が変わるから、冷凍保存時にも何を重視するかを考えると良いぞ!