お味噌汁の定番といえばアサリ!お出汁のきいたアサリ汁は最高だね!
日本では、「貝塚」から貝が出土されるほど昔から親しまれてきた食材なんじゃよ
みそ汁や酒蒸しで美味しく頂けるアサリ。和食の他にも、クラムチャウダーやボンゴレなどの洋食でも大活躍です。アサリ料理にチャレンジしたいけど、長持ちしない貝は買いにくい。そんな方は是非冷凍保存を活用してみてください!実は簡単に出来るアサリの冷凍保存。マスターすれば、安い時にまとめ買いして好きな時に使えますよ。
アサリを冷凍保存するメリット
- 長期保存できる!
- うまみ成分がUPする!
- ぷりぷりの状態を保てる!
- 下処理を一気に終わらせ、好きな時に好きなだけ使える!
アサリを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
アサリって、買って数日放置してると臭いがしてくるよね…
それはもう傷んだアサリじゃな。冷蔵だと1~2日しか持たないから要注意!
生のアサリは傷みやすく、購入してから1~2日で悪くなってしまいます。そうはいっても、生きている貝も死んでしまった貝も、見ただけでは非常に分かりにくいですよね。アサリを保存する水が濁っていたり、嫌なにおい(腐敗臭)のするものは要注意です。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 適さない |
冷蔵保存 | 1~2日 |
冷凍保存 | 1~2ヶ月 |
アサリを保存する場合は、必ず「砂抜き」の工程が必要になります。砂抜きは冷蔵・冷凍関係なく、保存をせずにすぐに使いたい場合も必須です。
スーパーなどでは「砂抜き済み」のモノも売っていますが、食べてみるとじゃりじゃりしていた…なんてことも少なくありません。できれば自宅で改めて砂抜きするといいですよ。これを機に、「砂抜き」と「冷凍保存」のどちらもマスターしてしまいましょう!
アサリの冷凍保存の手順と解凍方法
冷凍保存することで、あのぷりぷり感がなくなっちゃうんじゃないかな~?
むしろ、ぷりぷりの状態を長く保ててうまみもアップするおすすめの保存方法なんじゃ!「アサリは迷わず冷凍庫!」が正解じゃよ
冷凍保存法 | メリットとデメリット |
---|---|
アサリを水につけずに冷凍 | ・使いたい分だけすぐに使えて便利 ・何度も取り出すうちに乾燥しやすいので注意 |
アサリを水につけて冷凍 | ・空気に触れないのでより長持ちする ・うまみが染みこんだ水ごと調理できるが、水気の多い料理にしか向かない |
アサリを美味しく冷凍保存する手順
- 砂抜きは必ず冷凍前に
- 用途に応じて冷凍方法を変える
- バットに置いて急速冷凍!
アサリ料理の一番のハードルは「砂抜き」ではないでしょうか…?しかし、コツをつかんでしまえば砂抜きも面倒ではありません!しっかり下処理をして、ささっと調理できるようにしておきましょう。
バットなどにアサリを重ならないように並べます。この時、アサリが吐いた砂を再び吸い込まないよう、バットの上に網を重ねて高さを作っておけると理想的。濃度3%の食塩水(海水と同じ)に浸し、冷暗所で3時間~一晩おきましょう。
砂抜きのポイント
- 水500mlに対して大さじ1の食塩を混ぜる
- ボウルとざるでもOK(アサリがなるべく重ならないように)
- アルミホイルをかぶせる(光を遮断する)
冷凍したアサリはそのまま使うので、殻についた汚れをきちんと落としておきます。
調理法に応じて冷凍方法を変えましょう。どちらの方法も、バットに乗せて冷凍し急速に温度が下げることで、より美味しさを保つことができます。
水につけずに冷凍保存
パスタや酒蒸しなどのレシピにおすすめの冷凍方法。キッチンペーパーで水気をよく拭き、保存袋へいれます。
この時アサリが重ならないように並べ、よく空気を抜くこと。封をしてバットに乗せ、冷凍庫へ。
水につけて冷凍保存
味噌汁やクラムチャウダーレシピにおすすめの冷凍方法。保存袋にアサリを入れ、アサリがかぶるくらいの水を入れます。
急速冷凍させるため、冷たい水か氷水が望ましいです。空気を抜いてバットに乗せ、冷凍庫へ。
冷凍アサリは解凍せずに調理!
冷凍したアサリは、必ず凍ったまま調理します。じわじわ解凍してしまうと、貝柱の細胞が壊れうまく貝が開きません。調理時は、一気に加熱することを心がけてくださいね!
水を入れて凍らせたアサリは、凍った水ごと調理します。
【豆知識】美味しいアサリの見分け方や栄養素
アサリってどれも同じに見えるけど、美味しいアサリはどうやって見分けるのかな?
アサリは鮮度が第一!新鮮なアサリを見分ける方法を見ていこう!
- 水から出して売られている→口が固く閉じられているもの
- 水につけて売られている→活発に動いているもの
- 嫌なにおいがしない
- 縞模様がはっきりしている
- 平らで厚みがない形
スーパーなどでパック詰めされているものは、水から出して詰められているものが多いです。口が半開きになり触っても閉じないものは「死んでいる」アサリなので避け、口をしっかり閉じているアサリを選びましょう。
反対に、水につけた状態で売られているものは、管を出して活発に動いているアサリを選ぶといいでしょう。水が濁っているものは鮮度が落ちているので注意です。
また、大きくて厚みがあると美味しそうに見えますが、身がふっくらして美味しい「沖のアサリ」は平らで厚みがないものです。形にも注目してみてくださいね。
アサリの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ミネラル |
旬の時期 | 春と秋の年2回 |
代表的な栄養素 | ・ミネラル ・タウリン ・亜鉛 ・ビタミンB12 ・鉄分 |
おすすめの調理法 | 味噌汁やクラムチャウダー:栄養を多く含んだ「汁」も一緒に食べられる |
日本で昔から親しまれてきたアサリ。小さな貝の中には、たくさんの栄養素と濃縮されたうまみがギュッと詰まっています。また、ビタミンCを含む食材と一緒に摂取すると、アサリに含まれる鉄分や亜鉛の吸収率が上がります。
コーヒーフィルターのように海水をろ過しながら餌を食べるので、水質浄化の働きも注目されているんですよ。環境にもやさしく優秀なアサリ。美味しく大切にいただきたいですね。
アサリを使ったレシピ
アサリが安い日には、買いだめして冷凍しちゃうぞ~!
ちょっとしたときに使える冷凍アサリは便利じゃな!「砂抜き」を忘れないように!