おおきなハマグリ、テンション上がるよねぇ!!
縁起のいい食べ物だから食卓に出ると余計に嬉しくなるな
春の訪れを感じさせる貝といえば、ハマグリ。存在感たっぷりの大きなハマグリが、お吸い物やグラタンなどに入っているとそれだけで幸せな気持ちになりますよね。今回は、長期保存に向かない生鮮食品であるハマグリを、冷凍保存して長持ちさせる方法をご紹介。下処理のポイントもばっちり解説していきます!
ハマグリを冷凍保存するメリット
- 長期保存が可能に!
- 面倒な下処理を一気にできる!
- 保存方法を工夫して調理が楽に!
ハマグリを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
ハマグリって、買ったらすぐに食べなきゃダメなんじゃない?
買ってきたハマグリは原則「その日のうちに」じゃ。新鮮なうちに料理しよう!
スーパーなどで購入してきたハマグリは、もってせいぜい3日程度。貝なので見ただけでは傷み具合が分かりにくいですが、嫌な腐敗臭がしてくるので臭いで判断できるでしょう。冷蔵庫で保存する場合には、密閉容器に入れてしまうと貝が呼吸するのを妨げてしまうので注意が必要です。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 適さない |
冷蔵保存 | 2~3日 |
冷凍保存 | 1カ月 |
ハマグリは、調理前の下処理が欠かせません。冷蔵保存の場合でも冷凍保存の場合でも、購入してすぐの新鮮なうちに下処理を済ませてしまいましょう!
ハマグリの冷凍保存の手順と解凍方法
冷凍すると、ハマグリの身が縮んだりしないかな…?
ポイントをおさえて下処理をすることで身が縮むのも防げるぞ!
冷凍保存法 | メリットとデメリット |
---|---|
生のまま冷凍保存 | ・ボイルする工程を省ける ・加熱しても開かない貝があることも |
ボイルして冷凍保存 | ・あらかじめ火を通しておけるので調理が楽 ・ゆで汁ごと調理できる |
ハマグリを美味しく冷凍保存する手順
- 砂抜き、塩抜きをしっかり!
- 用途に応じて保存方法を変える
冷凍すると長期保存が可能になることはもちろん、調理時の作業工程の大幅カットも期待できます。作りたい料理に応じて保存方法を変えておくとさらに効率アップ!
バットやボウルに濃度3%の食塩水(海水と同じ)を作ります。塩水にハマグリを浸し冷蔵庫へ。2~3時間経ったらハマグリをよく洗い、ざるに引き上げます。
砂抜きのポイント
- 水500mlに対して大さじ1の食塩を混ぜる
- アルミホイルをかぶせる(光を遮断する)
ざるに引き上げたハマグリの上に、濡らして固く絞った布巾をのせ再び冷蔵庫へ。そのままの状態で1時間程度おきます。ハマグリが塩水を吐き出すことでうまみが増すという、大事な工程です。
鍋に水をはり、沸騰してからハマグリを入れます。殻が開いたら鍋から取り出し、ゆで汁の灰汁や汚れを取り除いておきましょう。
※生のまま冷凍する場合はこの工程はカット!
生のまま冷凍保存
塩抜きが終わったハマグリを冷凍用の保存袋へ入れます。空気をしっかり抜いて冷凍庫へ。
ボイルして冷凍保存
ボイルした時のゆで汁と一緒に保存袋へ。空気をしっかり抜きます。粗熱が取れたら冷凍庫へ入れます。平らに置くと使いやすいですよ!
この時、殻を外して身だけを保存することもできます。調理内容に応じて冷凍方法を変えてみてください。
ハマグリの解凍方法
生のまま冷凍保存した場合
凍ったまま調理:沸騰したお湯に入れるなどして一気に加熱すると、貝が開きやすくなります。それでも開かない貝は死んだ貝であることが多いです。待っても開かない場合は取り除いてください。
冷蔵庫で自然解凍:低温でじっくり解凍することで余分なドリップの流出防止に。焼きハマグリなどにはこちらの解凍法がいいでしょう。
ボイルして冷凍保存した場合
冷蔵庫でじっくり解凍しましょう。こうすることで余分なドリップが流れ出るのを防ぎます。急ぎの場合は流水にあてるといいでしょう。解凍後はゆで汁ごと調理できます。
【豆知識】美味しいハマグリの見分け方や栄養素
ハマグリって、そもそもどうやって売ってるんだっけ?
ハマグリを買う機会はそうそうないもんじゃが、ここぞの時のためにしっかり覚えておこう!
- 貝表面にぬめりと艶がある
- 模様が鮮明
- 固く閉じている(触るとすぐ閉じる)
- 貝を打ち合わせたときに低めの音がする(身が詰まっている)
- 嫌なにおいがしない
ハマグリの栄養素と基本情報
5大栄養素 | ミネラル |
旬の時期 | 春 |
代表的な栄養素 | ・グリシン ・アラニン ・グルタミン酸 ・鉄分 ・ビタミンB1 ・ビタミンB2 |
おすすめの調理法 | すまし汁、酒蒸し |
縁起物のひとつであるハマグリは、結婚式やひな祭りのようなお祝い事では欠かせない食材です。高価でめったに調理しない!そんな食材だからこそ、手に入ったときには上品に素材の味を活かして調理したいものです。
旬である春の食材を合わせて作るのもおすすめ。またハマグリは、ビタミンやミネラルが豊富でカロリーは低めの嬉しい食材。栄養の詰まった汁も一緒に活用してみてくださいね!
ハマグリを使ったレシピ
次のひなまつりはハマグリ料理にチャレンジしてみようかな!
旬のハマグリは、ふっくら美味しいこと間違いなし!