スープや煮物にしいたけを入れるだけで、すごくいい香りになるよね!
料理のアクセントにもなる優秀なキノコじゃ!
湿気を嫌うしいたけは、パックのまま冷蔵庫に入れてしまうと劣化の原因になります。しかし、しいたけを冷凍すれば劣化を遅らせるだけでなく、うま味や栄養価、香りまで良くなるんです!正しい冷凍テクニックを知って、美味しくしいたけを保存しましょう。
しいたけを冷凍保存するメリット
- 冷凍した方が香りが良くなる!
- 栄養価と旨味がアップする!
- 長期間の保存が可能になる!
しいたけを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
しいたけってパックのまま冷蔵庫に入れると、あっという間に水分でびっしょりしちゃう…
しいたけは水分にも弱いし、すぐに萎びてしまう繊細なきのこなんじゃ
しいたけの傘の変色が始まると、劣化がスタートしたサイン。この段階では食べられますが、それでもいい気持ちはしないので、そうなる前に食べきりたいところ。食べられなくなるボーダーラインは、異臭・ぬめり・黒色に変色・カビが生える、と言ったものが挙げられます。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 向いていない |
冷蔵保存 | 1週間弱 |
冷凍保存 | 1ヶ月程 |
冷蔵の場合、しいたけ2~3個をキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れ、しいたけの軸を上向きにして保存するのが正解。それでも賞味期限は1週間程度なので、同じ手間をかけるのであれば冷凍で長期保存した方が効率的ですよ!
しいたけの冷凍保存の手順と解凍方法
しいたけって、冷凍したら生臭い匂いにならないか心配だな
匂いや痛みの原因は水分によるもの。ちょっとの手間をかければそんな心配もご無用じゃ!
しいたけをそのままの状態で冷凍するのは要注意。冷凍保存の前には汚れを優しくふき取ったり、軸を切り取ることで美味しく保存ができますよ。また、水分に弱い性質があるので、基本的には生のままの冷凍が適しています。
- 冷凍前の下準備が大切!
- しいたけは水で洗わない!
しいたけを「冷凍保存」する手順
冷凍しいたけは細胞膜が壊れ、香りがより強くなる、栄養価がアップ、独自の食感もキープできたりと嬉しいことだらけ。鮮度や風味が落ちるのも早いので、購入した当日中に「すぐに消費する」か「冷凍する」かの判断ができると良いでしょう。
しいたけは基本的に水で洗わなくても大丈夫。汚れが気になる場合には、キッチンペーパーや布巾を使い優しくふき取り落としましょう。
しいたけの「石突」呼ばれる根元の部分と、軸部分を切り分けます。石突は捨て、軸部分は冷凍保存するので取っておきましょう。
どのようなレシピで活用するのかを考え、使いやすい形に切り分けましょう。しいたけはカットせずにそのまま冷凍保存もできますよ。
傘部分をカットする場合
調理時に便利な切り方は下記の通り。
- みじん切り…肉団子・ハンバーグ・チャーハン・シュウマイに(他の具材と良くなじむ)
- そぎ切り・いちょう切り…炒め物に(弾力のある食感を楽しめる・味が染み込みやすい)
- 薄切り…汁物や炊き込み料理に(火が通りやすい)
丸ごと保存する場合
丸ごと冷凍する場合には、「飾り切り」という見栄えをよくする切り方も。Vの字型に切り込みを入れて模様にしたり、六角形の亀の甲羅に似せて切るのも良いですね。
軸部分をカットする場合
しいたけの軸は歯ごたえが強く食べ応え満点。繊維に沿って食べやすく薄切りにしたり、そのままでも保存できます。
しいたけを保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いてから冷凍保存しましょう。しいたけの傘と軸はバラバラにして保存するのがポイントです。
切り分けたしいたけを冷凍保存
しいたけ同士で重ならないように平らにして保存袋へ。
みじん切りなど細かく切り分けた場合には、使う分量ごとにラップで包んでから保存袋に入れると調理時に便利です。
しいたけを丸ごと冷凍保存
袋の中で厚みが出て空気の隙間ができやすいので、ストローなどを使いしっかりと空気を抜き密封しましょう。
しいたけの軸を冷凍保存
しいたけの軸は冷凍させるとくっつきやすいので、ラップで小分けしてから保存袋に入れるのがおすすめです。
「冷凍保存」したしいたけの解凍方法
冷凍しいたけ(傘と軸)は、自然解凍すると水っぽく仕上がってしまうため、凍ったままの調理がおすすめです。傘をカットせず丸ごと冷凍したしいたけは、凍ったまま好きなサイズに切り分けられますよ。
【豆知識】美味しいしいたけの見分け方や栄養素
鮮度の高いしいたけ…あんまりピンとこないかも!
注目すべきはしいたけの傘と売られているパックの状態じゃ!
- 傘の裏のひだが白い
- 傘が開ききっていない
- パックの中に水滴がついていない
まず最初にチェックすべきはしいたけの傘。表からチェックするだけでなく、傘の裏部分を見て、ひだにピンとハリがあり、白いものを選んで。また、梱包されたパックに水滴がついていると鮮度が低いことを表すので避けましょう。
しいたけの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | タンパク質、ビタミン |
旬の時期 | 3月~5月・9月~11月 基本的には一年中手に入る |
代表的な栄養素 | ・ビタミンB群 ・ビタミンD ・食物繊維 ・レンチナン ・エリタデニン ・カリウム…など |
おすすめの調理法 | 汁物・煮物:水に溶けやすいビタミンB群の栄養を余すことなくいただける |
しいたけの栄養素の1つに「エリタデニン」があります。これは、血液をサラサラにしたり、血圧を低下させたり、コレステロール値を下げる働きがあるとされています。この栄養素を含むのはきのこの中でもしいたけとマッシュルームだけなのだとか。
お肌のターンオーバーに欠かせないビタミンB群や、骨粗しょう症の予防になるビタミンDが含まれる栄養満点のしいたけ。カロリーも低いのに食物繊維が多く含まれているので、満腹感を得られやすくダイエット中の方の強い味方になりそう。
しいたけを使ったレシピ
しいたけは冷凍した方が栄養価も風味もアップするんだね!
健康に気を使う方ならば、冷凍しない手はないぞ!