ヨーグルトの食べ合わせ|栄養効果&美味しさアップの”魔法の組み合わせ”を食のプロが解説

HITOOMOI

食べやすいヨーグルトですが、実はある食材と一緒に食べると栄養効果がぐんとアップするんです♪

子どもから大人まで、ファンが多いヨーグルト。朝ごはんやおやつなど、いろいろなシーンで食べられますね。この記事では、そんなヨーグルトの栄養効果”最強の食べ合わせ”を食のプロに語ってもらいました!

この記事を書いた人
合同会社HITOOMOI

2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」

もくじ

ヨーグルトってどんな食品?栄養効果を管理栄養士が解説!

ヨーグルトは、牛乳に乳酸菌や酵母を加えて発酵させたものです。健康的なイメージが強いため、身体のために毎日ヨーグルトを召し上がっている方も多いのではないでしょうか?

皆さんはヨーグルトに、具体的にどのような栄養効果があるかご存知ですか?ここからはヨーグルトの栄養効果について、解説していきます!

ヨーグルトに含まれるカルシウムの効果

ヨーグルトには「カルシウム」が豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯を形成したり血液を凝固してくれるはたらきがありますが、日本人に不足しがちな栄養素で、意識的に摂りたい栄養素のひとつです。

カルシウムの吸収率をあげるには、温めることがおすすめです!この時に注意が必要なのは、ヨーグルトに含まれている乳酸菌が熱に弱いこと。温めすぎに注意し、人肌程度の温度を目指して温めて食べましょう。

ヨーグルトには乳酸菌が含まれている

ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」には腸内環境を整え、免疫力を向上させたり便秘を改善する効果が期待できます。新型コロナウイルスの影響で「免疫力アップ」が話題となり、ヨーグルトに注目がいったのも納得ですよね。

ですが乳酸菌には種類がたくさんあり、その種類によって効果が異なり、人によって相性の良し悪しもあります。自分に合うものかどうかは、同じヨーグルトを1~2週間試して、効果があるかどうか見分けましょう。あなたに合うヨーグルトを見つけることが大切です。

管理栄養士もオススメ!ヨーグルトと相性が良い食べ合わせ4選

ここからはヨーグルトと相性がいい食べ合わせを紹介していきます。

OK①ヨーグルト×かぼちゃの食べ合わせ

ヨーグルトに含まれる「カルシウム」は、かぼちゃに含まれている「βカロテン」と相性がよく、相乗効果によって高血圧を予防してくれるはたらきがあります。

また、ヨーグルトの「たんぱく質」とかぼちゃの「ビタミンC」で、疲労回復の効果も期待できます。血圧が高めの方、疲れがたまってきている方におすすめな食べ合わせです。

OK②ヨーグルト×バナナの食べ合わせ

ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」と、バナナに含まれる「食物繊維」は腸内環境を整え、便秘の解消美肌効果が期待できます。

しかし、ヨーグルトもバナナも身体を冷やしてしまう食べ物なので、冷え性の方は気を付けましょう。スムージーにすればトロトロでより美味しく味わえます。便秘気味の方や肌が気になる方におすすめな食べ合わせです。

OK③ヨーグルト×ブルーベリーの食べ合わせ

ヨーグルトに含まれる「ビタミンA」は、網膜の健康を維持してくれるはたらきがあり、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」は目の健康を維持しれくれるはたらきがあります。

リモートワークでパソコンを長時間使用している方や、眼精疲労がある方におすすめな食べ合わせです。

OK④ヨーグルト×アボカドの食べ合わせ

便秘や肌荒れは腸内環境の乱れからくるともいわれています。ヨーグルトの整腸効果とアボカドに含まれる「食物繊維で」、腸内環境を整え予防・改善していきましょう。

マリネサラダにすると、アボカドのまろやかさとヨーグルトの酸味がちょうどよく美味しくいただけます。

知らないと危険かも!ヨーグルトと相性が悪い食べ合わせ3選

一緒に食べるとお互いが良いはたらきをして、よりその効果を得られるものもありますが、逆に悪いはたらきをしてしまう場合もあります。そのことを合食禁といい、避けた方がいいとされる食べ合わせもあります。

ここからはヨーグルトと相性が悪い食べ合わせを解説します。

NG①ヨーグルト×スナック菓子の食べ合わせ

食感をよくしてくれたり形状を保つ効果があるため、多くのスナック菓子や加工品に使用されている食品添加物の「リン酸塩」。このリン酸塩は、私たちの骨に含まれているカルシウムを排出したり、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。

対策としては、スナック菓子や加工品を購入するときに原材料名を見て買うこと。リン酸塩に限らず食品添加物の入っていない無添加のやさしいお菓子を選ぶとGOODです。

NG②ヨーグルト×ほうれん草の食べ合わせ

ほうれん草に含まれる「シュウ酸」は、ヨーグルトに豊富に含まれる「カルシウム」の吸収を阻害してしまいます。サラダや和え物で一緒に食べるときは、ほうれん草は1度茹でこぼすなど、シュウ酸をできるだけ取り除いてから食べるようにしましょう。

NG③ヨーグルト×フルーツの食べ合わせ

東洋医学では、ヨーグルトは身体を冷やすとされる「陰性食品」に分類されます。同じ陰性食品に分類されるフルーツと組み合わせると身体を冷やす原因になってしまいます。そのため、冷え性の方は注意しましょう。

しかし、ヨーグルトとフルーツは味の相性が良く一緒に食べたいところ…。食べるときは、はちみつやきなこなどの陽性食品を一緒に摂ることで身体の冷えを抑えることができます。

ヨーグルトはどんな人にオススメの食品?

ヨーグルトは便秘や肌荒れに悩む方免疫力を上げて健康の維持増進をはかりたい方におすすめの食品です。そしてなにより、買ってすぐ食べることができるれるので、忙しい方にぴったり!身体を冷やしやすい食品ですので、冷え性の方は食べすぎに注意しましょうね。

健康のために!と大きなパック入りのヨーグルトを購入したものの、期限内に食べきれずに苦労した経験はありませんか?意外かもしれませんが、ヨーグルトは冷凍保存できるのです。なんと、冷凍しても乳酸菌の働きも引き続き期待できるから驚き!

下記記事では、今話題のヨーグルトの冷凍保存を解説しています。ヨーグルトの冷凍ストックを活用して、乳酸菌のある生活を手に入れてみるのはいかがでしょう。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

HITOOMOIオリジナル!
ヨーグルトを使った”作り置きレシピ

ヨーグルトは栄養豊富なので、せっかくなら料理に活かしたいですよね。今回ご紹介するレシピは、ヨーグルトを使ったタルタルソースのチキン南蛮です。

作り置きできてとても便利なので、ぜひチェックしてみてください。

ヨーグルトタルタルのチキン南蛮

自分に合ったヨーグルトで健康の維持増進を♪

ヨーグルトは身体にとって嬉しい栄養素がたくさん含まれている食品です。特にカルシウムは日本人にとって不足しがちな栄養素なのでしっかり補っていきたいですね。

食べ合わせを参考に、ヨーグルトの効果を高めて1日1日をより健康に、元気に過ごしましょう!

この記事の参考文献
  • 食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖(永岡書店)
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