プロも実践!自宅で焼き魚を”高級料亭風”に仕上げる裏技とは

焼き魚を自宅で用意するのは大変…という方も多いですよね。グリルを使っても焦がしてしまったり、そもそもグリルがない家庭もあると思います。

今回は自宅でも焼き魚を失敗せずに楽しむ方法や、ワンランクアップできる焼き方を紹介します。

この記事を書いた人
合同会社HITOOMOI

2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」

もくじ

下準備の『ふり塩』で焼き魚の味に違いが出る

グリルや他の調理器具を使って魚を焼くとき、共通している下準備は魚に塩を振ることですね。しかし、ただ単に塩を振ればいいという訳ではありません。

正しいふり塩のやり方
魚の振り塩両面に塩を振ってそのまま20分〜1時間は置いておきましょう。コツは塩を魚から約30cmほど離れた高さから振ること。こうすることで塩が均一に魚に届きます。

HITOOMOI

一見味付けのためかと思う準備ですが、これには2つの目的があるんです。

1つ目は魚に含まれている水分を出して生臭さを抑えること。2つ目は余計な水分を出すことで、身が締まって焼く際に崩れにくくすることです

こうした背景のため、一手間をかけるかどうかで仕上がりに大きく差が出てきます。

魚の臭みを除き、身を美味しく食べるにはこの工程を忘れずにしましょう。

グリルで焼き魚を”料亭風”に仕上げるポイント3つ

グリルを使う際の失敗として焼き加減が難しかったり、網に魚がくっついて身が崩れたりしますよね。

グリルを使って美味しくさらに美しく見せるには、大きく3つの焼き方のポイントがあります。

グリルで魚を焼くポイント
①グリルを予熱して網を準備しておく
②中火で一気に焼く
③裏返しをする際は1回までにする

1つ目は、グリル内を先に強火で予熱しておき、網に油か酢を塗ることです。

グリル内部を温めておくことで短時間でもしっかり焼けることに加え、焼き上がりに皮が網にくっつかないための下準備になります。

2つ目は中火で一気に焼くこと。目安は一尾なら8〜10分、切り身なら4〜5分です。これ以上は焼きすぎになるので要注意。

そして3つ目、裏返しをする際は1回までにすることです。ついやってしまいますが、焼き加減が気になって何度も菜箸でつつくと、身がボロボロになります。

目安時間の半分よりやや早いタイミングで裏返しておくことがポイントですよ。

フライパンで魚の切り身をパリッと焼き上げる裏技

グリルがない方はフライパンで焼き魚を楽しみましょう。

魚は切り身で売られているものを使えば、処理もしなくていいので焼き魚を食べたい時にさっと作ることができます。

フライパンで切り身を焼くポイント
①魚の切り身は皮目から焼く
②クッキングシートを使う
③油はこまめにふき取る

フライパンを使った焼き方で大事なのは、必ず皮目から焼くこと。盛り付けで表面になる皮目は、フライパン上に汚れがない内に焼くことで仕上がりを綺麗にします

焼く時の裏技は、フライパンにクッキングシートを敷くことです。シートの上から焼くと魚がくっつかずに焼けますよ。

また、焼いている最中に魚から出る油はこまめに拭き取ってください。しっかり水分を飛ばすことで、パリッとした食感に仕上げることができます。

調理方法に合わせた焼き方で”本格的な焼き魚”を楽しもう

焼き魚を楽しむ際、今回紹介した焼き方のコツを意識することで、お店で食べるような綺麗な仕上がりに近づけます。

グリルやフライパンなど家庭でやりやすい方法で、ぜひチャレンジしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
もくじ
閉じる