栄養満点のシジミは「大量まとめ買いで冷凍」が鉄則!正しい砂抜きの方法も解説

迷える羊ちゃん

シジミって、すごく健康によさそうな貝だよね

もの知り博士

うんうん、飲んだ次の日のシジミ汁は最高にしみるなぁ

シジミ料理といえばやはり味噌汁!…ですが、それ以外にレパートリーが思い浮かばずついつい買いすぎて余らせてしまった、なんて経験はありませんか?そんな失敗を避けるためにも、シジミは冷凍保存がオススメです!実は、シジミは冷凍することで「うまみ」も「栄養成分」もアップ。今回は、そんなシジミの正しい冷凍方法を解説していきます。

シジミを冷凍保存するメリット

  • 長期保存ができる!
  • うまみ成分がアップする!
  • 栄養成分もアップする!
  • まとめて下処理し、好きな時に使える!
もくじ

シジミを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?

迷える羊ちゃん

シジミって、悪くなっても見た目では分かりにくいよね

もの知り博士

シジミは生き物だから、傷むのも早いぞ。

貝は一見傷み具合が分かりにくいです。冷凍保存できない場合は、なるべく買ったその日のうちに食べきるようにしてください。特に、以下のようなシジミは「死んだ状態」のシジミなので要注意

  • 嫌なにおいがする
  • 殻が割れている
  • 明らかに艶が失われているもの
保存方法賞味期限
常温保存適さない
冷蔵保存夏:2~3日
冬:長くて1週間
冷凍保存2~3か月

生の状態の場合、夏で3日、冬でも1週間程度が消費の限度でしょう。もし加熱処理をした場合には、貝が死んでしまいますので保存には向きません。これらの期限は買った時点での鮮度にもよりますので、シジミの状態やにおいに注意して調理してくださいね。

シジミの冷凍保存の手順と解凍方法

迷える羊ちゃん

凍らせたら美味しい「おだし」が出なくなっちゃうんじゃない?

もの知り博士

心配ご無用!むしろ、うまみを楽しみたいなら冷凍は最適なんじゃ

多くの食品は、冷凍すると食感や味が落ちるイメージがありますが、シジミに関しては「うまみ」も「栄養成分」もアップします!安い時にまとめ買いをすれば、面倒な下処理も一気に済ませてしまえるので一石二鳥ですね。生シジミならではの香りや食感を味わいたい場合はその分だけを残し、その他はまとめて冷凍してしまいましょう!

シジミを美味しく冷凍保存する手順

シジミの冷凍保存を成功させるコツ
  • 砂抜きはしっかり!
  • 時間があれば「空中放置」までチャレンジ!
  • 1回分ずつ小分けにパック!
  • 低温にしすぎない
STEP
砂抜きをする

バットなどにシジミを重ならないように並べます。バットの上に網を重ねて高さを作り、シジミが吐いた砂を再度吸い込まないよう工夫しておけると良いでしょう。濃度1%の食塩水に浸し、常温(夏場は冷暗所)で3~4時間おきます。

砂抜きのポイント

  • 水500mlに対して小さじ1程度の食塩を混ぜる
  • シジミは重ならないように置く
  • 呼吸ができるようにシジミが少し出るくらいの水量で
  • アルミホイルや新聞紙をかぶせ、光を遮断する
STEP
貝をこすり合わせるように洗う

冷凍したシジミはそのまま調理することになるので、殻についた汚れをきちんと落としておきましょう。

STEP
水をきり「空中放置」する
※ざるにあけたシジミにキッチンペーパーをかける写真をお願いします

ざるで水を切り、濡れた布巾やキッチンペーパーをかぶせます。常温で3時間程度おきます。(真夏の暑い時期などは冷暗所へ。)

※時間がなければこの工程はカット。「空中放置」することでうまみ成分である「コハク酸」が増えます。

STEP
保存袋に小分けにし、冷凍庫へ

残った水気はキッチンペーパーでふき取り、1回分ずつ小分けにして冷凍庫へ。シジミはマイナス4℃で栄養成分である「オルニチン」が増えると言われていますので、温度が下がりすぎないようさらに新聞紙等にくるむといいですよ!

シジミは解凍せずにそのまま調理!

シジミは自然解凍させると殻が開かなくなってしまいます。また、解凍時に出るドリップ(溶け出たエキス)は腐敗や臭いの原因にもなりますので、必ず凍ったまま調理してください!

【豆知識】美味しいシジミの見分け方や栄養素

迷える羊ちゃん

美味しいシジミって、見ただけでわかるのかな?

もの知り博士

シジミのプロは貝を打ち合わせた音だけで分かるらしいけど、一般人には難しいな。目を凝らして色と模様を見てみるといいぞ

美味しいシジミは?
  • 艶があり、赤みがかった色
  • スジが細かく、模様がはっきりしている
  • 触ると口を閉じる

シジミの栄養素と基礎情報

五大栄養素|ミネラル
スクロールできます
5大栄養素ミネラル
旬の時期6~7月:身がプリッとしている
1~2月:だしがよく出る
代表的な栄養素・オルニチン
・ビタミンB12
・コハク酸
・カルシウム
・亜鉛
おすすめの調理法味噌汁、スープ:栄養が詰まったエキスごといただける「汁もの」は特におすすめ!

栄養たっぷりのシジミ。江戸時代には、「腹ぐすり」とも呼ばれ、土用には高価なうなぎではなくシジミを食べていたそうですよ。

年中手に入りやすいシジミですが、おすすめの時期は年に2回。6~7月のシジミは良く肥えてぷりぷりの食感を楽しめます。1~2月の寒い時期を耐え抜いたシジミは「寒シジミ」と呼ばれよくだしが出るため、みそ汁などにすると最高の味を堪能できますよ。

シジミを使ったレシピ

だしがしっかり出る!冷凍しじみのお味噌汁
しじみは冷凍することで、肝臓に良いとされるオルニチンが増加すると言われています。また、冷凍することでしじみの旨味成分が外に出やすく、出汁が出やすくなるので、みそ汁には冷凍しじみがオススメです!
肝臓をいたわる*しじみスープ*
だしに使った煮干しもしっかり食べちゃいます!オルニチンが豊富なしじみにしめじなど肝臓をいたわる食材ばかりなので、肝臓がお疲れ気味な方にオススメですよ^ ^ 二日酔いの朝ごはんにも◎ 薬膳効果は工程4に書いてます。
迷える羊ちゃん

これでいつでもシジミのお味噌汁が飲めるね

もの知り博士

栄養満点でだしの効いたシジミラーメンもおすすめじゃよ!

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