たこって、小さな子どもからお年寄りまで大好きだよね~!
あのショッキングな見た目とは裏腹に、大人気食材の一つじゃな!
たこ焼き、お寿司、サラダと様々な料理に使われ日本人が大好きな海の幸「たこ」。世界のたこの6割を日本で消費していると言われるほど、日本ではどの世代にも人気の食材です。どんな料理にも合うからとついつい買いすぎて余らせてしまう…そんな経験はありませんか?そんな時には、ぜひ冷凍保存を活用してみましょう!
たこを冷凍保存するメリット
- 長期保存できる!
- 繊維が壊れてやわらかくなる!
たこを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
たこって腐るとブヨブヨになるイメージ…
大体あってるぞ!触感と臭いには特に注意じゃ
たこが傷んでくると、表面の皮が剥げてヌルヌルになり嫌な腐敗臭がしてきます。一見判断が難しいたこの賞味期限ですが、このような状態になればもちろん食べることはできません。たとえ茹でてあっても生鮮食品であることに変わりがありませんから、鮮度に注意して食べるようにしてください。
保存方法 | 賞味期限 |
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常温保存 | 適さない |
冷蔵保存 | 生食用:1~2日 ゆでだこ:3~4日 酢漬けの場合:1週間程度 |
冷凍保存 | 市販のゆでだこ:2~3カ月 自宅でボイルしたたこ:1カ月程度 生だこ:1カ月程度 |
スーパー等ではゆでた状態で売っているものが多く、その状態でも冷蔵庫ではもって3~4日程度。しかし冷凍すれば2~3カ月保存できるうえ、身もやわらかくなります。冷凍しても味が落ちにくいので、冷凍保存との相性は非常にいい食材なんですよ!
たこの冷凍保存の手順と解凍方法
茹でてあるたこなら、そのまま冷凍庫に入れればいいのかな?
あらかじめ用途に応じてカットしておけば、すぐに使えて便利じゃよ
冷凍方法 | メリットとデメリット |
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ゆでだこを冷凍 | ・下処理済みで簡単 ・ゆでてあるので調理が楽 |
生だこを冷凍 | ・生だこに必要なぬめり取りが冷凍することで不要になる ・後でカット&加熱する手間が増える |
ゆでだこを美味しく冷凍保存する手順
- 用途に応じてあらかじめカットしておく
- 空気をよく抜く
- 余分な部位を切り落とす(残っている場合)
一番簡単なのが、下茹でされた「ゆでだこ」を冷凍する方法。市販のたこは、ほとんどこのような形で販売されていますね。面倒な下処理が終わっているので、あとは用途に応じて分けるだけです。
足1本ずつ冷凍しておく方法もありますが、用途に応じてカットしておくと便利です(たこ焼きはぶつ切り、炒め物はスライスなど)。足の先端、くちばしが残っていたら切り落としましょう。
キッチンペーパーで水気をふき取ります。
1回分ずつに分けてラップで包み、よく空気を抜きます。保存袋に入れて冷凍庫へ!
生だこを美味しく冷凍保存する手順
- ぬめりはあえてとらない
- 空気をよく抜く
- 解凍後は必ず加熱する
スーパー等ではあまり見かけませんが、市場等で新鮮な生だこを手に入れたら、正しい方法で冷凍保存しましょう!ぬめり取りをあえてしないことで鮮度が保たれ、解凍後に自然とぬめりが取れるため下処理の手間も省けます。
※丸ごと1杯冷凍することもできます。その場合この工程はカット。
足8本と頭(胴体)を切り分けておきます。気になる汚れのみ取り除き、ぬめりは残しておきましょう。
キッチンペーパー等で余計な水気をふき取ります。ぬめりをこすり取らずに、押しあてるイメージです。
丸ごと1杯冷凍する場合
1杯そのまま保存袋に入れ、よく空気を抜いて冷凍庫へ。
部位ごとに切り分けて冷凍する場合
部位ごとに(足は1本ずつ)ラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。
たこの解凍方法
ゆでだこを冷凍保存した場合
冷蔵庫内でやわらかくなるまで自然解凍します。時間がない時は流水解凍もOK。(カットした大きさによって解凍時間が変わります。)煮物のように水気のある料理に使う際には、解凍せずにそのまま使うこともできます。
生だこを冷凍保存した場合
自然解凍or流水解凍したのち、表面を水洗いしてぬめりを取ります。食中毒の危険があるため、生食は厳禁!必ず加熱しましょう。
【豆知識】美味しいたこの見分け方や栄養素
足が太いたこの方が、弾力があって美味しいよね!!
そうじゃな。たこは「痩せていないもの」を選ぶと間違いないぞ!
ゆでだこの場合(主にマダコ)
- 身が固く張りがある
- 足が太く巻きがよい
- 暗い赤色で艶があるもの
- 皮のめくれや傷がない
生だこの場合(主にミズダコ)
- 痩せていない
- 身に弾力がある
- 皮のめくれや傷がない
一般的に、メスはやわらかくて噛みやすく、オスは固さを楽しめると言われています。オスとメスを見分けるには、吸盤の並びに着目するといいでしょう。オスは吸盤の大きさがまばらになっている一方で、メスはほぼ均一の大きさで吸盤が並びます。好みに応じて選別できると、たこ料理をより楽しめますよ!
たこの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | タンパク質 |
旬の時期 | マダコ:冬 ミズダコ:夏(1年中水揚げされる) |
代表的な栄養素 | ・タウリン ・タンパク質 ・アミノ酸 ・ビタミンB12 ・ビタミンE ・亜鉛 |
おすすめの調理法(ミズダコ) | 刺身・しゃぶしゃぶ:やわらかい食感を活かした調理がおすすめ。 |
おすすめの調理法(マダコ) | 焼く・唐揚げ:タウリンは水に溶けやすい性質があるため。また火を通すことでうまみもUP! |
たこに含まれる栄養素は意外にも豊富で、中でもタウリンの含有率は食材の中でもトップクラス!タウリンは、栄養ドリンクのCMなどでアピールされている、疲労回復の働きが期待される成分です。
ただし、疲れが取れるからと食べ過ぎはNG!たこは消化に時間がかかるうえ、尿酸値を高める「プリン体」が多く含まれる食材です。胃腸が弱っている方や尿酸値の高い方は、適量を心がけて食べるようにしましょう!
たこを使ったレシピ
今週末はみんなでたこ焼きパーティーだね!
たくさん買いすぎても大丈夫じゃな!