ピーマンやパプリカって、鮮やかな色味で食卓で目を引くよね!
生でも調理しても、果肉のボリュームを存分に楽しめる野菜じゃ
パッと目を引く色味が魅力の緑黄色野菜こそ「ピーマン」や「パプリカ」。しかし、中身が空洞になっていることから、冷蔵庫で保存していてもあっという間に萎びてしまうのが欠点です。冷凍保存で栄養素を逃すことなく無駄なく使い切りましょう!
ピーマンやパプリカを冷凍保存するメリット
- 独特の苦みが和らぐ!
- 加熱調理してもビタミンが逃げにくい!
- 冷凍しても品質の変化が少ない!
ピーマン・パプリカを冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
冷蔵庫に入れておくと萎びてくるけど…どのくらいまで食べれるんだろう?
ピーマンやパプリカは、萎びやすくても案外腐りにくい野菜じゃ
ピーマンやパプリカは時間が経つと水分が飛び表面が柔らかくなります。この段階では劣化がスタートした状態なので、まだ食べられますがそうなる前に使い切りたいもの。明らかな変色、汁が出ている、果肉が溶けている、異臭がする…という場合には腐っているため食べられません。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 数日 |
冷蔵保存 | 約10日間 |
冷凍保存 | 1ヵ月程度 |
ピーマンやパプリカは、野菜や果物を追熟させる「エチレンガス」を放出します。袋詰めされた状態のまま冷蔵保存すると、ピーマンやパプリカ同士で追熟させあう原因に。すぐに使わない分量がある場合には、速やかに冷凍保存をして劣化を防ぐのが大切です。
ピーマン・パプリカの冷凍保存の手順と解凍方法
ピーマンやパプリカは丸ごと1個冷凍保存していいのかな?
美味しく頂くためにも、下処理は必須なんじゃ
冷凍保存法 | 特徴 |
---|---|
生のまま冷凍保存 | ・食感が少しでもキープできる ・保存ステップがシンプルで簡単 |
下茹でして冷凍保存 | ・冷凍保存中の変色を防げる ・解凍時にしんなり柔らかくなる |
下味をつけて冷凍保存 | ・すぐに一品料理を作れる状態にできる |
どのような冷凍保存法を選んだとしても、下処理がとても大切になります。ピーマンやパプリカは、中に種やワタが詰まっていますが、この部分をしっかりと取り除くのがポイント。保存中に品質が落ちる原因になるので注意しましょう。
- 冷凍前の下処理がキーポイント!
- 重ならないように保存袋に収納する!
- 水分をしっかりと取ってから冷凍!
ピーマン・パプリカを美味しく「冷凍保存」する手順
解凍後にはピーマンやパプリカらしい食感を楽しめますが、若干柔らかくなります。解凍時には野菜がくったりと仕上がる炒め物などのレシピに活用するのがおすすめです。
よく洗った後、ピーマンやパプリカを縦に切り、種・ヘタ・ワタ部分を取り出しましょう。
調理時に便利な形で切り分けます。
「みじん切り」「短冊切り」「ざく切り」はよくレシピでも使用されるのでおすすめ。解凍後にアレンジの幅を利かせたい場合には、縦半分に切っておくのも良いでしょう。
1分ほどサッとパプリカやピーマンを茹で上げ、その後粗熱を冷ましましょう。
※生のまま冷凍保存する場合はスキップ
キッチンペーパーを使用し水気をよくふき取ってから保存袋に入れ冷凍します。袋の空気をよく抜き、平らにして保存するのがポイント。
ピーマンやパプリカ同士が重ならないように注意しましょう。
「冷凍保存」したピーマン・パプリカの解凍方法
ピーマンやパプリカを生のまま冷凍、下茹でして冷凍しても、基本的には凍ったままの調理かレンジで解凍がおすすめです。解凍後のピーマン・パプリカは見た目や味も変わりなく頂けますよ。
加熱しすぎると、緑色が後退しやすいから注意!
冷凍した緑・赤パプリカを炒め物で使ったよ。火の通りは早いから最後に投入するのがおすすめ。柔らかいけど皮の食感は残ってたし、違和感なくいただけたよ。 赤パプリカの色味はいつまでもキレイ!
ピーマン・パプリカに「下味をつけて冷凍保存」する手順
下処理済みの生のピーマンやパプリカは、他の具材と一緒に下味をつけて冷凍することで、調理時間の節約にも役立ちます。ピーマンやパプリカ単体でドレッシングや調味料につけて冷凍保存すれば、解凍時にサラダとしても。
いずれにせよ、調味料は袋の中で良くもみ込み、味をしっかりといきわたらせるのがポイント。
「下味をつけて冷凍保存」したピーマン・パプリカの解凍方法
肉など他の具材と一緒に下味冷凍した際には、半日~1日前に冷蔵庫で自然解凍をしてから加熱調理します。ピーマンやパプリカだけで下味をつけた場合には、冷蔵庫にて自然解凍、もしくは凍ったままの調理が向いています。
【豆知識】美味しいピーマン・パプリカの見分け方や栄養素
ピーマンやパプリカって賞味期限が記載されていないことが多いみたい
目利きのポイントを身につけておくことが大切じゃよ
- 水分を蓄えて重みがある
- ヘタの色味が鮮やかでハリがある
- 果肉が分厚くハリがある
美味しいピーマンやパプリカを選ぶ際には、ヘタ部分に着目しましょう。ヘタの色味が鮮やかで変色しておらず、ピンとハリがあるものが美味しい証拠です。また、手に持った時ずっしりと重みを感じるものを選べると尚良し!
ピーマン・パプリカの栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | ピーマン:4月~9月 パプリカ:6月~8月 基本的には一年中手に入る |
代表的な栄養素 | ピーマン:ビタミンC・A…など パプリカ:ビタミンC・A・E…など |
おすすめの調理法 | 炒め物:加熱してもビタミンCが破壊されにくい。油との摂取でカロテンの吸収率がアップ! |
縦長で若干苦みのある「ピーマン」と、丸みを帯びていて甘味が強い「パプリカ」。基本的にはどちらもナス科のトウガラシ属。見た目はさておき、この2つに大きな違いはなく、栄養素もほとんど同じなんです。(パプリカの方が栄養素の含有量は多い)
ピーマンの苦みが苦手なお子さんも多いことでしょう。栄養があるからと言って無理して食べさせても嫌な記憶が定着してしまうかもしれません。そんな時には、甘みが強く栄養価も高いパプリカを代用してみるのもいいですね。
ピーマンを使ったレシピ
パプリカを使ったレシピ
ピーマンやパプリカが冷凍保存に向いているなんて思わなかったよ!
冷凍しても栄養価も失われにくいのは安心じゃな!
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