簡単に作れて手軽に食べるられるおにぎり。子どもから大人までファンの多い日本食です。そんなおにぎり、実は作り置きして冷凍保存ができるんです。ただし、やみくもに冷凍するのは要注意ですよ。
この記事では冷凍おにぎりの作り置きを成功させるためのポイントをまとめました。
- おいしく冷凍おにぎりを作るポイント
- 作り置きにおすすめのおにぎりレシピ
- 解凍後の見た目や食感のレビュー
を写真付きで解説していきます。冷凍おにぎりの作り置きを、朝食やお弁当にぜひご活用ください。
この記事を書いた人
合同会社HITOOMOI
2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」
「冷凍おにぎり」の作り置きを成功させる!
気をつけたい3つのポイントとは
気をつけたいポイント①
油分・水分が多い具材は不向き
冷凍おにぎりを作るときには、梅干しや塩昆布など、油分と水分が少ない具材を選ぶのがポイントです。
ツナマヨネーズは人気のある具材ですが、冷凍には不向きなのでオススメできません。水分が多くべっちゃりと仕上がること、そして油分が多いため解凍時に成分が分離する可能性があるためです。
冷凍おにぎりを作るときの基本中の基本として、油分と水分が少ない具材を選ぶことを覚えておきましょう。
気をつけたいポイント②
お米が温かいうちにおにぎりを作る
ご飯は温度がさがるとでんぷんの状態が劣化して、水分が飛んでパサパサになってしまうんです。
炊き上がってすぐのご飯を冷凍することで、ふっくら水分を含んだ状態をキープしやすくなります。熱々のご飯を使う時には、ラップを使っておにぎりを形成し、粗熱を覚ました後にラップごと冷凍するのが美味しく仕上げるコツですよ。
気をつけたいポイント③
冷凍時には空気に触れないように注意
おにぎりを冷凍するときには、ラップで包んでさらにジップロックなどで密封できると衛生面でも安心です。空気をシャットアウトすることで、お米や具材を乾燥から守り、食材の劣化を防ぐ効果も期待できますよ。
パパッと作れる!かんたん作り置きレシピ
「おかか塩昆布おにぎり」の作り方
ミネラルたっぷりの塩昆布は夏バテ対策にも効果的!水分量が少ない食材のため、冷凍保存にも向いています。
作り置きレシピ「おかか塩昆布おにぎり」
材料(4個分)
- ごはん :1.5合
- 塩昆布 :20g
- おかか :2g
作り置きレシピ「おかか塩昆布おにぎり」
おすすめの保存方法
解凍ムラを防ぐために、おにぎりを少し平らにしてから保存袋に入れるといいですよ。
冷蔵保存なら
「おかか塩昆布おにぎり」を冷蔵庫で保存するなら1日を目安に食べきりましょう。
食べるときには電子レンジ(600W)で30秒〜1分程加熱するのがおすすめですが、菌の繁殖を防ぐために温めてから食べるまで時間を空けないようにしましょう。
冷凍保存なら
冷凍保存可能な期限は約1ヶ月です。「おかか塩昆布おにぎり」を食べる際は、電子レンジ(600W)で2分程度加熱すること中心まで十分に温まります。
作り置きを冷凍保存したら見た目や味はどうなる?
「おかか塩昆布おにぎり」を実食!
冷凍前と変わらない美味しさです!おかかが程よく水分を吸っていて、べちゃべちゃしていません。
作り置きした「おかか塩昆布おにぎり」を実食①
冷凍庫から取り出したばかりの様子
保存中に崩れることなく、おにぎりの形状がしっかり保たれています。
作り置きした「おかか塩昆布おにぎり」を実食②
電子レンジで温め直したときの様子
しっとりと仕上がっています。電子レンジで温めた直後はとても熱いので、注意して取り出してくださいね。
作り置きした「おかか塩昆布おにぎり」を実食③
お皿に盛りつけた様子
見た目は冷凍保存前からほぼ変化はなく、おにぎりの形状をしっかり保っていました。
また、おかかが程よく水分を吸っていたので食感に問題はなく、塩味もちょうどよく美味しく食べることができました!
冷凍おにぎりの作り置きのまとめ
- 油分と水分が少ない具材を選ぶ
- お米が温かいうちにラップでおにぎりを作る
- 粗熱をとってから密封して冷凍する
- 解凍時はラップごと電子レンジでチン!
時間のない時でもささっと食べれちゃうおにぎり。時間に余裕があるときに作り置きをすれば、解凍するだけでお昼ご飯が用意できちゃうなんて、便利な使い方もできますよ。ぜひ試してみてくださいね。