花粉の季節がやってくると、人によってさまざまな花粉症の症状が現れますね。体質や体調によって軽度も変わります。そんな花粉症ですが、実は食べ物から症状を軽減できることもあるんです!自分に足りない栄養素を知り、その栄養素を補って花粉症を撃退しましょう。
この記事を書いた人
合同会社HITOOMOI
2019年1月に設立したフードコーディネーターと管理栄養士が在籍する料理研究家の会社。レシピの企画・開発から撮影、スタイリング、栄養計算、商品開発を中心に事業を行う。ミッションは「好きな人を想う手作り料理で幸せな食卓づくりを。」
なぜ起きる?花粉症のメカニズム
花粉症はどうして起きるのでしょうか?
私たちの身体には、体内に侵入した異物を体外に追い出そうとする免疫機能があります。
花粉症の場合、身体が花粉を異物として捉えて誤って免疫機能がはたらいてしまい、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が現れるということになります。
マスクやメガネといったアイテムも花粉症予防として大切ですが、食べ物でも辛い花粉症に対して軽減できたり予防することができたらいいですよね。
では一体、どんな食べ物が花粉症に良いのでしょうか?
花粉症に良い食べ物①発酵食品
発酵食品には悪玉菌の繁殖を抑えることで腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸は免疫細胞が身体の中で1番多く存在する器官といわれており、腸内環境を整えることは身体の免疫機能を正常化させるうえで最も効果が期待できます。
発酵食品にはヨーグルトや納豆、キムチ、味噌、チーズなどがあげられます。
発酵食品同士は相性がよく味の相乗効果もあるので、キムチと納豆を混ぜたり、ヨーグルトに甘酒を混ざて食べるのがおすすめです。
人によって腸内環境は違うため、自分に合った菌を探すことが大切になってきます。さまざまな発酵食品を試して自分に合う菌を探しましょう。
花粉症対策に役に立つオススメ食材記事
花粉症に良い食べ物②根菜類
根菜類であるれんこん、ごぼうも花粉症対策にオススメな食材です!
食物繊維が豊富に含まれているのが根菜類。食物繊維は腸を刺激して便秘を防いだり、便のカサを増やすはたらきがあります。さらには、善玉菌の増殖を促し腸内環境を整えてくれるはたらきもあるのであなどれません。
根菜類は発酵食品と相性がいいため、一緒に摂ることでより花粉症対策の効果が期待できますよ。
キムチと一緒に根菜類を炒めたり、味噌汁に具沢山の根菜類を入れるだけでも大満足な1品になりますね。
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花粉症に良い食べ物を意識してみよう
腸内環境を整えることで免疫機能が正常にはたらき、花粉症対策に効果が期待できます。
健康は1日にしてならず。1日の食事ではなく毎日の食事が大切であるということに繋がります。栄養バランスを整えて、花粉症から身を守りましょう!
- 環境省 花粉症環境保健マニュアル2019(2021.3.5参照)
花粉症マニュアル2019年改定 (env.go.jp)
- 納豆サイエンスラボ(2021.3.5参照)
4月:花粉症と免疫の関係 | S-903 納豆菌コラム | おかめ「納豆サイエンスラボ」 (natto-science.jp)