冬場になると甘くて柔らかい大根が美味しくなるよね!
大根は煮物にもピッタリで、日本の味を代表する野菜じゃな
大根はおろしたり、煮物にしたり、スープにしたりと様々なアレンジが可能ですが、その一方で1本丸々購入すると冷蔵庫のスペースを取ってしまいます。すぐに使う予定がないなら、大根を冷凍保存してストック野菜に変身させてみましょう!
大根を冷凍保存するメリット
- 冷蔵庫のスペースが広がる!
- 保存法によっては料理の時短に!
- 大根料理がもっと楽しくなる!
大根を冷凍保存すると賞味期限はどのくらい?
大根ってどうなったら劣化の証拠なの?あんまり気にしたことが無かったな
大根は丈夫な野菜だが、鮮度のチェック方法を知っておくのも大切じゃ
大根は腐りにくい野菜なので、鮮度の判断は難しいですね。切り口の変色や表面が軟化しても、異臭が無ない場合には食べられることがほとんどです。しかし、酸味のある匂いや、ブヨブヨの表面、色味が茶色に変化した際は腐っている可能性が高いので避けましょう。
保存方法 | 賞味期限 |
---|---|
常温保存 | 夏場…5日間程 冬場…1か月弱 |
冷蔵保存 | 10日間程 |
冷凍保存 | 1か月弱 |
常温や冷蔵で大根1本を保管する場合には、新聞紙で包み日光を遮断したうえで涼しい場所に置いておくのが理想的。すぐに食べきれない場合は、切り分けて冷凍保存することをおすすめします。
大根の冷凍保存の手順と解凍方法
大根って生で食べたり調理したり、いろんなパターンがあるよね。冷凍保存の場合はどうしたらいい?
大根はレシピを先に考えた上で冷凍保存しておくと便利じゃ!
冷凍保存法 | 特徴 |
---|---|
切り分けて冷凍保存 | ・煮物や汁物は凍ったまま使えて便利 ・解凍時に味が染み込みやすくなる |
下味をつけて冷凍保存 | ・漬物やサラダのストックになる ・大根らしいコリコリした触感をキープ |
まずはどんな料理を作るかを考えて、レシピに合った保存方法を選ぶのがおすすめ。冷凍した後でも計画的に使い切ることができます。
- 水分をしっかりとふき取る!
- レシピを予め考えておく!
大根を調理用に「切り分けて冷凍保存」
大根は冷凍すると繊維にヒビが入るので、解凍後は味がしみ込みやすくなります。お味噌汁や煮物に欠かせない大根は、冷凍でストックしておくのが大正解。調理時間が短くてもぎゅっと味のついた大根を楽しむことができますよ。
お味噌汁用、煮物用、すりおろしなど、調理しやすいサイズにカットしましょう。
キッチンペーパーを使用して大根から出てくる水分をしっかりとふき取ります。
すりおろしの場合は無理に水分を飛ばそうとすると食感が悪くなります。ザルから自然に水が抜けるのを待ちましょう。
使いやすい量をラップに小分けしてから、保存袋にいれて冷凍します。空気をしっかり抜くことが大切。
大根のいちょう切りで冷凍保存
小分けにしてラップで包んでおくと使いやすいのでおすすめ!
大根の短冊切りで冷凍保存
スープに大活躍!凍ったまま投入できるので、多めに作っておくと便利。
大根の千切りで冷凍保存
水分がたくさん出るので、しっかり水気をふき取るのがポイント!
大根の輪切りで冷凍保存
事前に硬めに下茹でしておくと、調理時により味が染み込みやすくなります。
大根をすりおりして冷凍保存
1食分ごとに小分けにすると便利!空気はしっかりと抜き、平らに形を整えて。
「切り分けて冷凍保存」した大根の解凍方法
前日に冷蔵庫に移して低温で自然解凍すると、味や食感の落ちが少なく楽しむことができます。お味噌汁や煮物は凍ったまま使用できるので時短料理にもぴったり。
「すりおろして冷凍保存」した大根の解凍方法
使いたい30分くらい前に冷凍庫で自然解凍します。程よく解凍されたらそのまま料理に使用しましょう。電子レンジの解凍モードも使えます。ステーキソースを作ったり、焼き魚に添えたり、しらす和え、みぞれ鍋なんかも良いですね。
大根に「下味をつけて冷凍保存」
下処理が終わったら、好きなドレッシングやお酢などの調味料を加え、一食分ごとに保存袋へ。しっかり揉み込み、味を全体にいきわたらせたら、空気を抜いて冷凍します。一品料理としても頂けるので、急な来客の時にも冷凍庫にストックがあると助かりますね。
「下味をつけて冷凍保存」した大根の解凍方法
冷蔵庫で自然解凍した後は、袋から大根を取り出して余分は汁気を切りお皿に盛りつけます。下味冷凍した大根は、味がしっかりしみ込むだけでなく、コリコリとした何とも言えない触感まで楽しめます。
【豆知識】美味しい大根の見分け方や栄養素
解凍後の触感を楽しむ為にも、鮮度の高い大根の選び方は知っておきたいな!
大根の選び方、実は沢山ポイントがあるぞ!羊ちゃんはどのくらい知っているかな?
- 水分がありツヤがある
- 根の皮がピンと張っている
- 根の毛穴が浅く少ない
- 葉付きならば葉が新鮮なもの
- 切り売りならば切り口がみずみずしいもの
大根は水分を多く含む野菜です。持ち上げたときにずっしりと重みを感じるものを選ぶのがポイントです。また、意外と知られていませんが大根の毛穴をチェックするのもお忘れなく。毛穴が少なくて、表面がツルンと平らなモノを選びましょう。
大根の栄養素と基礎情報
5大栄養素 | ビタミン |
旬の時期 | 12月~2月 |
代表的な栄養素 | ・根の部分(淡色野菜) ビタミンC、食物繊維、ジアスターゼ…など ・葉の部分(緑黄色野菜) ビタミンC、鉄、β-カロテン、ビタミンB郡、ビタミンE、カルシウム…など |
おすすめの調理法 | ・根の部分 「大根おろし」など生で食べることで酵素を無駄なく取り込めます。 ・葉の部分 炒め物やスープに入れることで栄養価を逃すことなくいただけます。 |
根の部分を頂くことが多い大根ですが、意外や意外、葉の部分の方が栄養が豊富だと言われています!大根を頂くときには、根だけでなく葉部分まで活用できると栄養の取りこぼしがありませんよ。
大根をおろすとピリ辛になりますが、これは大根の防衛本能によるもの。自然界で大根が動物や虫にかじられたときにも、同じように体を辛くして身を守るのだとか。面白いですね!
大根を使ったレシピ
残りそうで心配な大根だったけど、冷凍保存でレシピをちゃんと考えれば使い切れそう!
大根は冷凍しても食感や風味はちゃんと残せるから冷凍保存と相性抜群じゃ!
食のプロ直伝!冷凍保存テクニック